枕の最適な硬さは?寝心地を向上させる素材の選び方、おすすめ商品を紹介
枕を購入するときに「どの硬さを選んだらよいかわからない」という人も、いるのではないでしょうか?
枕には硬いタイプ・柔らかいタイプがありますが、自分に合った硬さを選ぶと寝心地が向上する可能性もあります。
自分に適した硬さの枕の選び方を見てみましょう。
- 枕の最適な硬さの選び方とその影響
- 硬さに影響する枕の素材と特徴
- 硬めの枕が好きな人向けのおすすめ商品
- 自分に合った枕の硬さを知りたい人
- 枕の購入を検討している人
- 硬めが好きな人におすすめの枕3選を見たい方はこちらをクリック>>
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枕が寝心地に与える影響
枕は快適な睡眠のために欠かせないアイテムです。旅先などで枕が変わると「寝られなくなる」という人もいるほど、枕の良し悪しが寝心地を決めることもあります。
まずは枕が寝心地に与える影響について見ていきましょう。
合わない枕はトラブルの原因
体に合わない枕を使い続けることで、体のトラブルを引き起こす可能性があることは知っておく必要があります。
例えば、高さが適切でない枕を使用していると、就寝時に頭部や体重を適切に支えることができず、結果として『肩こり』や『首こり』が起こる恐れもあるのです。
また、体に合わない枕が原因で起こる恐れがあるトラブルに『いびき』もあります。高すぎる枕により顎を引いた状態になり、気道が圧迫されることでいびきを誘発する場合もあるようです。
これらのトラブルによって睡眠の質が低下し、日中に強い眠気に襲われてしまうこともあるでしょう。集中力が低下し、仕事やプライベートで本領を発揮できなくなる危険性もあるかもしれません。
寝姿勢のキープには枕の高さが重要
枕の主な役割は『寝具と頭部の隙間を埋める』ことにあります。人の脊柱(背骨)は、横から見ると『S字カーブ』を描いており、このS字カーブを維持する姿勢が、重さのある頭部や体重を支えるうえで楽な姿勢といわれています。
就寝時も自然なS字カーブを維持できるのが理想の高さです。枕の高さは、仰向き・横向き・うつ伏せなど睡眠時の姿勢や、使う人の性別、体格などによって異なります。
1つの目安として、枕なしの状態で仰向きに寝て『寝具と首の間にできる高さ』に合わせるとよいでしょう。
枕の高さに迷ったら、低めの枕を購入し、バスタオルなどで高さを調整するという選択肢もあります。
最適な枕の硬さはある?
枕を選ぶときに「どの硬さを選べばよいかわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか?
毎日使うことを考えると『最適な硬さの枕』を選びたいものです。枕の硬さを選ぶときにチェックしておきたいポイントを紹介します。
正解はないので好みや体格で選ぶべき
実は枕の『ベストな硬さ』というものはありません。例えば同じ枕を使用していても、人によって「硬すぎる」「もっと硬いものがよい」と使い心地の感想に違いがあるものです。
これは人によって体格や好みが異なることが関係しています。そのため複数の枕をフィッティングすることで、自分にとってベストな硬さを見つけることが大切です。
通販サイトで枕を購入する際は、自分で試すことができません。事前に商品の詳細情報・口コミ・SNSなどをチェックして、自分に合う硬さかどうか確認しておくとよいでしょう。
硬すぎる枕は、頭痛の原因になりえる
自分に合わない枕を使用することで、肩こりや首こり以外の不調が起こる可能性もあります。枕が硬すぎることが関係して、頭痛を引き起こしてしまうこともあるといわれています。
なぜ枕の硬さが合わないことで頭痛の原因になりえるのかというと、硬い枕が『首(頚椎)を圧迫』してしまうことが関係しているようです。
その結果として血の流れが悪くなり、脳内の血液が不足し頭痛を引き起こしてしまうケースがあるとされています。
もしも頭痛の原因が枕の硬さであった場合は、自分に合う硬さの枕に変えることで、悩みの解消につながる可能性があります。
柔らかくフィットしすぎる枕は、寝苦しい場合も
硬すぎる枕が頭痛を引き起こす可能性があるように、柔らかすぎる枕にもデメリットがあるものです。
柔らかい枕は頭を包み込むような使い心地が魅力ですが、柔らかすぎると頭部が深く沈み込んでしまいます。頭部と枕が接する面が増えることで、寝苦しさを感じてしまう場合も少なくないのです。
また、フィットしすぎる枕により、寝返りの回数が減ってしまうこともあります。寝返りが少ないほうが深く眠れるように感じるかもしれませんが、私たちの快眠には適度な寝返りが必要だといわれています。
枕の硬さを選ぶときは「頭が沈みこみすぎないか」「寝返りを打ちやすい硬さか」も確かめておきましょう。
枕の硬さに影響を与えるのは詰め物
自分に合う硬さの枕を選ぶときは、中身に使用される『詰め物』に注目しましょう。さまざまな素材があり、それぞれに異なる特徴・機能性があります。
素材によって感触や硬さが変わる
枕に使用される素材によって、使ったときの感触や硬さが変わるものです。
柔らかい素材として主に使われるのは、ふわふわとした使い心地の『羽毛』、もちもちと包み込んでくれる『低反発ウレタン』、クッションのような柔らかさがある『ポリエステル綿』があります。
一方、硬い素材の主流は、弾力性に富んでいる『高反発ウレタン』、頭の形に合わせて形を変える『パイプ・ビーズ』、しっかり頭を支える『そばがら』などです。
素材によって通気性や吸湿性、お手入れ方法なども異なります。自分のライフスタイル・好みの機能があるかどうかも、あわせて確かめておくとよいでしょう。
低反発ウレタンは気温で硬さが変わる
低反発ウレタンは枕素材の中でも比較的柔らかい素材です。しかし、寒くなると硬く、熱くなると柔らかくなるという特性があります。
そのため、寒い時期には枕が硬く感じることもあるかもしれませんが、体温や部屋の気温により次第に柔らかくなるでしょう。メーカーやデザインによって硬さが変化しない工夫がなされているものもあるため、購入前に見ておくことをおすすめします。
枕が柔らかすぎるときの対策
枕が柔らかすぎたときは、枕本体にバスタオルを巻きつけることで硬さを補強することができます。
ただし、枕をタオルで包み込んでしまうことで素材の特性や機能性に影響が出るだけでなく、高さが変わってしまうというデメリットもあるため注意が必要です。
枕の硬さの補強は一時的な対策に留めて、自分に合った硬さの枕を購入することを検討しましょう。
硬めが好きな人におすすめの枕3選
「枕は硬くなければ使った感じがしない」という人もいることでしょう。硬めの枕が好きな人におすすめの枕を3つ紹介します。
ライズ スリープオアシス 寝返りサポートまくら(かため)
通気性・弾力性に優れた『高品質ファイバー』を使用した高反発タイプの枕です。枕の両サイドが高く、中心が緩やかに凹んでいることで、頭を乗せたときに安定感があります。
さらに、この凹みがあることで枕全体が緩やかなカーブを描いており、仰向きに寝たときに寝返りがスムーズに打ちやすい仕様です。
枕内部にある『高さ調節シート』を出し入れすることで、自分好みの高さに合わせることもできます。水洗いが可能な素材を使用しているため、枕の衛生を保ちやすいでしょう。
ハート 有機洗えるそばっこ枕
日本で古くから枕の素材として使用されてきたそばがら入りの枕です。そばがらは天然素材ゆえに、虫や粉が出てしまうものもあるというデメリットがありました。
しかし、こちらの商品は7回のすすぎ・3回の洗いで、ほこりや粉末を取り除いた『厳選された国産そばがら』を使用しています。加えて自宅で洗うことができるため、いつでも快適な状態をキープできるでしょう。
そばがらは3つの袋に分けられており、出し入れすることで高さ調整が可能です。カッチリとした硬さが好みの人におすすめです。
livingdays 男のこだわり 硬派の枕
『硬派の枕』と名付けられているように、『ハードパイプ』がぎっしり詰まった硬さが特徴です。枕のサイドにあるファスナーを開けば、中身を取り出して高さを変えることもできます。
中材に使用されているハードパイプは、ホコリが出にくいうえに水洗いもできます。枕の中材の中では耐久性も高く、メンテナンスしやすいでしょう。
こちらの枕は、見た目は長方形の一般的な枕ですが、大きな違いは中央部分にくぼみです。頭を乗せる位置にくぼみがあり、頭部をしっかりと固定してくれます。
中材の硬さと枕の形状が、安定感のある眠りに導いてくれそうです。
柔らかめが好きな人におすすめの枕3選
ふかふかの枕は頭を優しく包み込むため、就寝時に落ち着きを感じるという声も多いです。柔らかい素材を使用した枕が好みの人におすすめの枕をチェックしましょう。
東京西川 ダウンピロー
表面部にダウン95%・羽毛5%、中心部にダウン93%・フェザー7%と、異なる割合でダウンとフェザーを使用しています。ふかふかと包み込まれるような柔らかさがあり、頭を乗せた瞬間に安心感を覚えるでしょう。
表面を包む生地は『絹(シルクサテン)100%』です。思わず頬ずりしたくなるほどのなめらかな肌触りで、枕カバーを使用することが惜しいとさえ感じるかもしれません。
自宅にいながら高級ホテルで過ごしているかのような、快適な寝心地を満喫できるでしょう。
ショップジャパン トゥルースリーパー ウェルフィットピロー
『トゥルースリーパー』は低反発マットレスに定評のある寝具メーカーです。
こちらの枕はバネのような弾力がある『高弾性フォーム』を使用しています。反発力(押したときに戻る力)が高く、体を適度に押し返し自然な寝返りをサポートしてくれるでしょう。
湿気を吸収・放出しやすい『オープンセル構造』が寝汗を吸収し、睡眠時の不快な蒸れやベタベタ感を軽減するそうです。年間を通して快適な睡眠を迎えられるでしょう。
ニトリ 高さが10カ所調整できる枕
本体・部分調整シート・全体調整シートの3層構造になっており、シートを出し入れすることで枕の高さを『オーダーメイド感覚』で調整できる枕です。
それぞれのシートにファスナーが付いており、中材を出し入れすることで微調整できます。自分の寝姿勢や体格に合わせて高さを変えられるのです。
中材は通気性・耐久性に優れた『パイプ』を使用しています。
丸洗いができるため、手入れの負担も少ないでしょう。
まとめ
枕の硬さは寝心地のよさにも作用します。
自分の体に合わない硬さを使用することで、体にトラブルが発生する可能性も考えられるため、なるべく自分に合ったものを選ぶことが大切です。
人によって体に合う硬さは異なるため、購入前にフィッティングしておくとよいでしょう。
枕の特徴や機能も合わせてチェックしておきましょう。
- 枕の硬さは個人の好みや体格に依存し、枕の素材が硬さを決定する重要な要素
- 枕の選び方を理解し、自分に適した枕を見つけることが重要
- 硬すぎる枕は頭痛の原因になりえる
- 柔らかくフィットしすぎる枕は寝苦しい場合も
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