脚付きマットレスの魅力は?セミダブルサイズのおすすめ商品6選
シンプルな脚付きマットレスは、1人暮らしの間取りにぴったりです。セミダブルといったゆったりサイズを選んでも、すっきり配置しやすいでしょう。ゆったり眠れるマットレスを探している人にぴったりの、おすすめ脚付きマットレスも紹介します。
脚付きマットレスの魅力は?
マットレスに直接脚が付いている作りの脚付きマットレスには、どのような特長があるのでしょうか?魅力を知ることで、マットレス選びの参考にしましょう。
コンパクトですっきりしたデザイン
まず挙げられる魅力は、デザインのシンプルさです。ヘッドボード・フットボード・収納など『ベッド周りの装飾や収納が一切ない』ため、すっきりした見た目をしています。
シンプルなデザインで主張が少ない脚付きマットレスは、どのようなテイストのインテリアにも合いやすいでしょう。
また、存在感が大きくないため、大型家具を置いているといった印象がなく、部屋全体がすっきりしやすいのです。
マットレスを置くスペースさえあれば置ける、省スペースな点も魅力といえます。1人暮らし用のワンルームの部屋でも、無理なく設置できるでしょう。
寝具をそろえるコストが減る可能性も
通常のマットレスを使用する場合には、マットレスの他にベッドフレームも用意しなければいけません。ベッドフレームが必要な分、最初にかかる費用が大きく、予算オーバーすることもあるでしょう。
一方、脚付きマットレスは単体で使用可能です。他に用意するものが何もないため、寝具をそろえるときの『費用を抑えられる』可能性があります。
暮らしに合わせて使い方を選べる
シンプルなデザインの脚付きマットレスは、必要に応じてさまざまな使い方ができます。
マットレスとして夜眠るときに使うのはもちろん、ソファーとして使用することや、マットレスの下に収納ボックスを設置して収納家具として使用することもできるのです。
部屋全体の広さや収納の有無・ライフスタイルなどに合わせて『臨機応変に対応できる万能家具』といえます。
短所も把握しておこう
魅力たっぷりの脚付きマットレスにはデメリットもあります。
例えば、買い替えを検討したときは、単品での買い替えができず丸ごと買い替えなければいけない、という点がそうです。
通常のマットレスであれば、ベッドフレームはそのまま残してマットレスのみ買い替えができますが、脚付きマットレスではそれができません。
また、前後の入れ替えはできますが、基本的に表裏をひっくり返せない点もデメリットです。常に同じ面で眠ることになるため、負担が集中しやすく通常のマットレスより傷みが早くなる可能性があります。
また、中央部分の強度が弱くなりがちな点にも注意が必要です。マットレスに脚を付けたシンプルな作りのため、マットレス自体の重さと眠っている人の体重で、真ん中がたわみやすいと感じることがあります。
脚付きマットレスのサイズはどう選ぶ?
無駄のないデザインでワンルームにもレイアウトしやすい脚付きマットレスは、どのサイズを選ぶのがよいのでしょうか?1人暮らしの人がゆったり眠りやすいサイズを紹介します。
快適な眠りに必要なスペースはどれくらい?
質のよい睡眠には、一晩に約20~30回の寝返りが必要といわれています。そのため、快適に眠りやすくするためには、十分に寝返りを打てるスペースを確保することが大切です。
スムーズに寝返りを打ちやすい広さは、肩幅+片側25cmといわれています。男性の肩幅は平均が約43cm、女性の肩幅は平均が約41cmのため、それぞれ最低でも93cm以上・91cm以上の幅があると寝返りを打ちやすくなるでしょう。
ただし、平均より肩幅が広い人の場合には、これ以上の幅が必要なこともあります。自分の肩幅をはかって計算すると、スムーズな寝返りのためにぴったりのスペースが求められるのです。
脚付きマットレスのサイズは大きく3種類
脚付きマットレスを選ぶ場合、サイズは『セミシングル・シングル・セミダブルの3種類』があります。
セミシングルは、幅約90cmで狭い部屋でも設置しやすいコンパクトな大きさです。小さいため価格が安いというメリットもあります。
1人暮らしで選ぶ人が多いシングルの幅は、約100cmです。1人用のマットレスとして売れ筋のサイズのため、カバーやパッドなどリネン類の種類が豊富にあります。
シングルに慣れている人にとって、セミダブルの幅は約120cmと大きめに感じるかもしれません。ダブルとついているため、2人用と考えている人もいるかもしれませんが、広めの1人用サイズです。
ゆったり眠りたいならセミダブルがおすすめ
3種類のサイズの中でも、寝返りのスペースを確保してゆったり眠りたいと考えている人には、セミダブルがぴったりです。
リラックスして寝転がっても余裕があるため、睡眠中に体が無理に縮こまることがありません。そのため、ゆっくり快適に眠りやすいでしょう。
また、寝相が悪く、寝ている間に落ちてしまわないか心配という人も、セミダブルなら安心して眠りやすいはずです。
サイズ以外のチェックポイント
自分にぴったりの脚付きマットレスを選ぶためには、サイズの他にもチェックしておくべきポイントがあります。購入後に後悔しないためにも、事前にポイントを確認することが大切です。
一体型か分割型かで選ぶ
まずチェックするのは、脚付きマットレスの形状です。切れ目のない一体型か、前後で分かれている分割型か、どちらが向いているか検討しましょう。
一体型の場合、切れ目がないため全体的にフラットな寝心地です。眠っている間に前後がずれてしまう心配もありません。
ただし、搬入時や移動するときに大きなまま運ばなければならず、重くて1人では運べないことも考えられます。
一方、分割型は二つに分かれるため、模様替えや引っ越しなどで移動しやすいのがメリットです。また、分割していることを生かして別々の使用もできます。
移動時にメリットのある分割型ですが、合わせ目のへこみが気になるという人には向いていないかもしれません。
硬めや柔らかめなど寝心地で選ぶ
次にチェックするのが寝心地です。『体形や好みに合った硬さ』の脚付きマットレスを選ぶことで、快適に眠りやすくなります。
柔らかな寝心地が好みの人には、ポケットコイルマットレスがよいでしょう。一つずつ独立したコイルが、体重のかかりやすい場所ほど深く沈み込み、快適な寝姿勢をキープしやすいマットレスです。
大柄な人や、硬めの寝心地が好みの人には、ボンネルコイルマットレスがよく合います。連結したコイルによる弾力が、体をしっかり支えるマットレスです。
脚の長さで選ぶ
脚の長さによっても、脚付きマットレスの使いやすさは変わります。そのため、どのような使い方をしたいのかによって、脚の長さを選びましょう。
長い脚の場合、マットレスの下を収納スペースとして活用できます。スペースを有効に使えるため、その分広々した空間を確保できるのです。
ただし、その分マットレスが高くなるため、部屋全体に圧迫感を感じる可能性があります。また、収納ボックスを置くことで、掃除がしにくくなったり、マットレスの通気性が悪くなったりするかもしれません。
また、眠っているときの転倒や落下に心配があるときには、短めの脚が向いています。どちらがよいか迷っているなら、脚を付け替えられるタイプを選ぶと、後から変更可能です。
カバーはどんなものを用意する?
清潔を保ちやすくするために、カバーは脚付きマットレスに必要なアイテムです。ただし、マットレスにじかに脚が付いている形状のため、使用できないカバーもあります。
脚付きマットレスのサイズを事前に確認した上で、ぴったりのカバーを選びましょう。
通常のマットレス用ボックスシーツ
通常、マットレス用のボックスシーツは、シーツの端にぐるりとゴムが通してあり、引っかけるようにして装着できるタイプです。ゴムでとめるため、マットレスにぴったりと寄り添うようにかけられます。
脚付きマットレス専用のボックスシーツが販売されており、マットレスの厚さが20cm未満であれば、基本的に市販のものでも使用可能です。
ただし、ボックスシーツがうまく装着できるのは、マットレスの『端から脚までの長さが約10cm以上』あるタイプに限定されます。使用前に脚の位置を確認しましょう。
脚付きマットレス専用のシーツカバー
脚の位置が端から約10cm未満で、ボックスシーツが引っかかりにくい脚付きマットレスには、上からすっぽりかぶせる脚付きマットレス専用のシーツカバーが便利です。ボックスシーツのようにゴムが入っておらず、簡単に装着できます。
壁際に脚付きマットレスを置いている場合でも、位置をずらすことなくカバーをかけられるのです。
眠るときに直に触れるカバーは、汚れやすいアイテムです。付け外しが手間いらずのシーツカバーなら、日々のお手入れを最小限の手間で実施できます。
お手頃価格のセミダブル脚付きマットレス
購入費用を抑えやすいといわれる脚付きマットレスの中でも、特にお得感の高いアイテムを紹介します。低予算でも使い勝手も寝心地もよい脚付きマットレスが購入可能です。
Clerus 脚付きボンネルマットレスベッド
大きなセミダブルの脚付きマットレスは、搬入時のトラブルが起こることもあります。こちらのアイテムは、上下が分かれる分割式のため、搬入も設置もスムーズです。
上下のマットレスは面ファスナーで簡単に着脱できます。工具不要でもしっかりとめられるため、眠っている間にずれる心配がありません。
部屋のテイストに合わせて、ブラックとホワイトの2色から選べるのもポイントです。ブラックなら洗練された印象に、ホワイトならナチュラルやシンプルにまとめやすくなります。
弾力があるボンネルコイルが、体をしっかり支える脚付きマットレスです。
ニトリ 脚付きボンネルコイルマットレス
ニトリ 脚付きボンネルコイルマットレスは、ソファーとしての座り心地のよさも考慮して作られている脚付きマットレスです。部屋のスペースを有効に使いたい人におすすめです。
眠っているときには体をしっかり支えてくれるボンネルコイルですが、ソファーとして座っていると、太ももに痛みを感じることがあります。
その痛みを軽減するため、マットレスの外周部分のみ、体圧分散に優れているポケットコイルを配置しているのです。
もちろん、ベッドとしての寝心地のよさも考えられています。フラットな寝心地が実現できるよう、一体型を採用しているのです。
寝心地も座り心地も考えられている脚付きマットレスは、シーンに合わせて使いたいと検討している人に向いています。
無印良品 脚付マットレス 高密度ポケットコイル
脚付きマットレスというと、マットレスのみの交換はできず、表裏をひっくり返すローテーションもできないというものがほとんです。
しかし、無印良品のアイテムは違います。傷んだり、サイズを変えたいときにマットレスのみ交換したり、ローテーションして傷みにくくしながら使ったり、脚の高さをライフスタイルに合わせて変えたりできます。
シンプルなデザインはそのままに、通常のマットレス同様のこまめなお手入れをしながら、長く使い続けやすい脚付きマットレスです。
こだわり派のセミダブル脚付きマットレス
丁寧に作られた高品質の脚付きマットレスは、こだわり派も満足の本格的なものばかりです。こだわり派におすすめ3商品を紹介します。
源ベッド 日本製脚付きマットレス ポケットコイル
一般的にマットレスに直接脚が付いているため、脚付きマットレスは中心部分の耐久性が弱いと考えられることもあります。
しかし、源ベッド 日本製脚付きマットレス ポケットコイルはJIS規格の『8万回耐久テストをクリア』しており、品質面も安心して使いやすいでしょう。
色や柄のバリエーションが豊富なのも嬉しいポイントです。シンプルなアイボリーはもちろん、和のインテリアに合いやすい色合いや、部屋のアクセントになる柄もそろっています。
同時購入する脚も、ナチュラル・ブラウン・ホワイトの3色があるため、インテリアに合わせやすいです。高さも10・20・26cmが選べ、使い勝手抜群です。
フランスベッド 脚付きマットレス
老舗のマットレスメーカーであるフランスベッドにも、脚付きマットレスのラインアップがあります。
1本の鋼線を編んで作る高密度マルチラススプリングを採用したマットレスは、ソフトな表面としっかり硬い芯が特徴です。適度な反発力があり、腰や肩など体重がかかりやすい箇所の沈み込みを抑えます。
フランスベッドならではのこだわりの寝心地を、シンプルな脚付きマットレスでも実現しているアイテムです。
国産脚付きマットレスベッド 一体型
国産脚付きマットレスベッド 一体型は、国産ならではのしっかりした作りが魅力のポケットコイルマットレスでできています。極厚のキルティング生地で周りを覆っているため、ふかふかの寝心地です。
脚の高さは7・15・22・30cmの4種類から選択可能で、別売りの専用ベッド下収納を取り付けることもできます。木製の収納のため、市販の収納ボックスを置くのとは違い、しっかりした印象です。
寝心地も付属品も、ワンランク上の上質な脚付きマットレスといえます。
セミダブルの脚付きマットレスの注意点
ゆったり眠れるセミダブルの脚付きマットレスですが、シングルと比較して大きい分注意しなければいけないことがあります。
部屋が狭く見えないか確認
まず大切なのは、部屋の大きさとセミダブルの脚付きマットレスが合っているかです。部屋のスペースに余裕を持って配置するには、最低でも8畳以上の部屋に置くとよいでしょう。
実際に置いたときのサイズ感は、新聞紙を組み合わせて置くと、イメージしやすくなります。部屋に置くその他のアイテムも重要です。家具が多いとその分狭く見えるため、できるだけ少なくして広々見せる工夫をします。
例えば、脚付きマットレスをソファーと兼用するのも一つの方法です。合わせて昇降式テーブルを用意すれば、マットレスに座って食事をするときも、床に座ってくつろぐときも使えます。
また、高めの脚付きマットレスをチョイスして、下を収納として活用すれば、収納家具が不要です。
搬入経路が確保できるか確認
セミダブルの脚付きマットレスを購入する際は、部屋の大きさだけでなく、自宅のエントランスの入り口から玄関までの搬入経路が確保できるか確認しましょう。
特に、アパートやマンションに住む人の場合、共用部や玄関のサイズについて、日常的に意識する機会が少ないため見落としがちです。
そのため、脚付きマットレスを梱包する箱を含めてどのくらいのサイズになるのかも確認し、玄関・エレベーター・廊下などを無理なく通れるかチェックしましょう。
せっかく購入しても、搬入できないと返品になることがあります。さらに、その際の配送料は負担しなければいけないこともあるのです。確実に搬入できることを確認してから注文しましょう。
まとめ
無駄な装飾や収納が一切ない脚付きマットレスは、ワンルームといった1人暮らしの部屋にぴったりの寝具です。中でも、寝返りがしやすくゆったり眠りやすいマットレスを選ぶなら、セミダブルがよいでしょう。
体形や好みに合わせてマットレスの種類を選ぶことで、より快適に眠りやすくなるはずです。
大きな家具のため、実際に置いたらイメージと違った・注文したけれど搬入ができなかった、といったことがないよう、事前に確認することも重要なポイントといえます。
サイズ・寝心地・部屋との調和を考慮して、自分にぴったりの脚付きマットレスを選びましょう。