エマ・ピローを徹底レビュー|通常とプレミアムの違い・選び方をわかりやすく解説


朝起きたときに「首が重い」「肩が張る」「寝返りがしづらい」といった不調を感じる場合、枕の高さや素材が合っていない可能性があります。とくに、近年注目されている“低反発枕”は、頭部をじんわり支える独特のフィット感が魅力ですが、柔らかすぎる・熱がこもるといった悩みを感じる人も少なくありません。
そんな中で人気を高めているのが、寝具ブランド エマ・スリープ(Emma Sleep) が提供する「エマ・ピロー」シリーズです。
世界30カ国以上で展開される同ブランドの技術を取り入れ、日本人の体型や睡眠環境に合わせて設計された枕として注目されています。
本記事では、
・エマ・ピロー(通常モデル)
・エマ・ピロープレミアム(上位モデル)
この2種類を、実際の使用感・構造・特徴を交えながら詳しく解説します。
それぞれの違いや向いている人、口コミ評価までまとめていますので、枕選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
エマ・ピローとは? 基本の特徴と魅力を解説


| 価格 | ¥12,000 |
| サイズ | (幅)63 x (長さ) 43 x (厚み) 12 cm |
エマ・ピロー(通常モデル)|の構造


エマ・ピローは、
- 低反発ゲルフォーム
- 低反発フォーム
- ソフトウレタン
という3種類のフォームを重ねた構造になっており、それぞれが異なる役割を持つことで、「柔らかすぎない包み込み感」と「沈み込みすぎない安定感」を両立しています。
● 低反発ゲルフォーム(最上層)
最上層の低反発ゲルフォームには、熱を吸収・分散しやすいジェル素材が含まれています。
ウレタンは熱がこもりやすい素材ですが、この層があることで
- 夏場でも蒸れにくい
- 長時間同じ姿勢で寝ても頭が暑くなりづらい
という利点が生まれています。
実際に触るとひんやり感が強いわけではありませんが、「熱が滞留しない」という意味で快適さを支える重要な役割を果たしています。
● 低反発フォーム(中間層)
中間層には、もっとも“低反発らしい”柔らかさを感じるフォームを採用。
頭の形にゆっくり馴染むため、
- 首のカーブに沿いやすい
- 寝返りをうった際の衝撃を吸収
- 首・肩への圧を均等に分散
といった、身体への負担軽減に関わる大切な部分です。
● ソフトウレタン(下層)
最下層のソフトウレタンは、低反発の柔らかさを支える“土台”の役割を果たします。
- 反発力がやや強め
- 頭の沈み込みを制御
- 枕全体の高さと安定感を作る
柔らかいだけの枕だと、頭が深く沈んで気道が圧迫されたり、寝返りがしにくくなりますが、この下層の存在によって「柔らかいのに寝姿勢が崩れにくい」というエマ・ピローの強みが生まれています。
エマ・ピロー(通常モデル)|の特徴
① 3層構造による高さ調整ができる
中材であるウレタンフォームは3枚に分かれており、仰向け・横向きなど、寝姿勢に合わせて中材を抜き差しして高さを調整できます。
② やわらかさと弾力のバランスがよい
低反発の沈み込みに加えて、適度な弾力性があるため、頭が沈み込みすぎることがありません。
③ 幅広サイズで寝返りしやすい
一般的な枕(40〜50cm)と比較すると、エマ・ピローは約20cmほど広い63cm設計。寝返りをした際に枕から頭が落ちにくく、睡眠の質を保ちやすい点も魅力です。
【実体験レビュー】エマ・ピローを実際に使ってみた感想


ここでは、編集部が実際に使用した際の体験レビューを紹介します。公式情報だけでなく、リアルな寝心地を知りたい方にも参考になる内容です。
■ 仰向け寝で使用(2枚構成)
まずは「低反発ゲルフォーム+ソフトウレタン」の2枚で仰向けに横になってみました。
- 柔らかすぎず硬すぎない、絶妙な支え方
- 頭〜首のラインに自然にフィット
- 体がまっすぐ伸び、首に負担がかかりにくい
沈み込みが少ないため、首だけが下がってしまうような違和感もありません。
仰向け寝中心の方にはとても快適に感じられる高さだと思います。
■ 横向き寝で使用(3枚構成)
次に、3層すべてを入れたフル構成で横向きに寝てみました。
横向き寝は肩幅がある分、ある程度高さが必要ですが、
- 高さはちょうどよい
- 首・肩の圧迫感がなく、自然に頭が収まる
- 低反発特有のじんわり沈み込む感覚が心地よい
寝返りをした際の安定感もあり、長時間横向き寝でも首の張りを感じませんでした。
エマ・ピロープレミアム(上位モデル)|構造と特徴


| 価格 | ¥15,000 |
| サイズ | (幅)63 x (長さ) 43 x (厚み) 12 cm |
エマ・ピロープレミアム|の構造
エマ・ピロープレミアムは、通常モデルをベースにしながら「放熱性の強化」「体温調整」「通気性の向上」が加わった上位モデルです。
① ダイヤモンドディグリーフォーム(最上層)
この層には、微細なグラファイト粒子が配合されており、放熱性が非常に高いのが特徴です。
グラファイトは熱伝導率が高く、体温を効率よく分散するため、
- 頭が熱くなりやすい人
- 寝汗が多い人
- 夏に枕が蒸れて寝つきにくい人
といった方に大きなメリットがあります。
ウレタン枕にありがちな「熱がこもる」という弱点を克服しており、快適な入眠環境をつくるうえで最も重要な役割を持つ層です。
② ジェルメモリーフォーム(中層)
中間層は、通常モデルと同様、もっとも“低反発らしい”フィット感が得られるフォームです。
じんわり沈む感覚がありながら、ジェル入りのため
- 頭部の形に自然に馴染む
- 寝返り時の衝撃を吸収する
- 首や肩にかかる圧を均等に広げる
といった効果があります。
③ ソフトウレタン(下層)
最下層は、枕全体を支える土台部分です。
低反発は柔らかすぎると頭が沈み込み、寝姿勢が崩れやすいという弱点がありますが、この層が
- 過度な沈み込みを防ぐ
- 頭の位置を安定させる
- 仰向け・横向きどちらでも骨のラインを保つ
という役割を持っています。
特に横向き寝では、肩で高さが必要になるため、土台層の弾力性が寝姿勢を安定させるポイントになります。
【実体験レビュー】エマ・ピロープレミアムを実際に使ってみた感想


以下は編集部が実際に使用し、寝心地をまとめたレビューです。
■ 仰向け寝で使用(2枚構成)
「ダイヤモンドディグリーフォーム+ソフトウレタン」の2枚構成で仰向け寝を試しました。
- 頭を置くとゆっくり沈むが、しっかり支えてくれる
- 柔らかいというより“弾力のあるフィット感”が強め
- 体のラインに沿って自然に馴染む
通常のエマ・ピローよりもやや弾力があり、頭が浮いたり沈み込みすぎる感覚が少ないため、首周りが非常に楽に感じられました。
■ 横向き寝で使用(3枚構成)
次は3層すべてを使用した構成で横向き寝を試しました。
- 高さは横向き寝に最適
- 肩に余計な圧がかからずラク
- 上からの沈み込みが均等で、首のカーブが綺麗に維持される
横向き寝の時間が長い方や、肩周りに負担がかかりやすい方にはとくに合いやすい印象です。
■ 温度調節性・通気性
最大の特徴であるダイヤモンドディグリーフォームのおかげで、
- 頭が熱くなりにくい
- 蒸れを感じにくい
- 夏でも快適
通常モデルよりも体温調整機能が高く、暑がりの人や寝汗が多い人にはとても快適に感じられるつくりです。Ultra Dryカバーは吸湿性と速乾性に優れ、汗をかいてもさらっと快適。カバーは洗濯可能で清潔に使い続けられます。
エマ・ピローとプレミアムの違いまとめ


比較記事ではありませんが、選ぶ際の判断軸になるように「違い」を分かりやすく整理します。
| 項目 | エマ・ピロー | エマ・ピロープレミアム |
|---|---|---|
| 構造 | 低反発+ジェル | ダイヤモンドディグリー+低反発 |
| 高さ調整 | 3層入れ替え式 | 3層入れ替え式 |
| 寝心地 | 柔らかくフィット | フィット+弾力性が高い |
| 熱対策 | ジェルで熱を逃がす | 放熱性がさらに高い |
| 向いている人 | コスパ重視/柔らかめが好き | 蒸れやすい/弾力が欲しい |
エマ・ピロー/プレミアムの口コミと評価
購入前に気になるポイントとして、実際に使った人の口コミも見ておきましょう。ポジティブな声だけでなく、「ここは気になった」というリアルな意見も紹介しますので、ぜひ枕選びの参考にしてください。
■ エマ・ピローの口コミと使用者の評価まとめ
良い口コミ
- 高さ調整ができるので、自分に合わせやすく失敗しにくい
- 低反発なのに、沈み込みすぎず寝返りがしやすい
- 首まわりのフィット感がよく、朝の張りが軽くなった
- 幅が広く、寝返りしても頭が枕から落ちにくい安心感がある
気になった口コミ
- 合わない高さで使うと、頭が少し沈み込みすぎると感じることがある
- 一般的な枕より大きめなので、市販の枕カバーを選ぶ際に工夫が必要
- 開封直後はウレタン特有のにおいが気になる場合がある(数日で気にならなくなることがほとんど)



全体としては、「高さ調整がしやすく、自分に合う位置を見つけやすい」「首のフィット感が良い」といった評価が多く、サイズ感やにおいに関しては一部で気になるという声が見られる、というバランスでした。
■ エマ・ピロープレミアムの口コミ使用者の評価まとめ
良い口コミ
- とにかく熱がこもりにくく、頭が暑くなりにくい
- ほどよい弾力があり、首や肩がラクに感じる
- 横向き寝でも高さが合いやすく、肩への負担が少ない
- カバーの通気性が高く、汗をかいてもベタつきにくい
気になった口コミ
- 通常モデルと比べると価格が高めに感じる
- 弾力がしっかりしているぶん、「もっと柔らかい枕が好き」という人には合わないことがある



口コミ全体を見ると、「暑がりでも快適に眠れた」「首・肩がラクになった」といった満足度の高い声が目立ちます。一方で、価格や好みの柔らかさとの相性に関する指摘もあり、自分の予算感や求める寝心地を事前にイメージしておくことが大切だといえます。
どちらを選ぶべき?迷ったときの判断ポイント
エマ・ピローとエマ・ピロープレミアムは、どちらも高さ調整ができて失敗しにくい点が共通しています。そのうえで、寝心地の傾向や通気性の違いから、次のような基準で選ぶと自分に合ったモデルを見つけやすくなります。
● 首のフィット感をより重視したい方 → エマ・ピロープレミアム
弾力があり、頭の位置が安定しやすい構造のため、首のカーブを自然に保ちやすいのが特徴です。
● 柔らかい低反発の包み込み感が好きな方 → エマ・ピロー(通常モデル)
通常モデルのほうがやや柔らかめで、ふんわりと沈むフィット感を好む人に合いやすいです。
● とにかく熱や蒸れが気になる方 → プレミアム
ダイヤモンドディグリーフォームの放熱効果が強く、頭が熱くなりやすい人や夏場にも快適。
● コスパを重視する方 → 通常モデル
1万円台前半で購入でき、調整機能や寝心地は十分。初めて高さ調整枕を試す方にも向いています。
● 横向き寝が多い方 → どちらも相性良し(肩幅がある方はプレミアム)
どちらのモデルも高さ調整で対応可能ですが、肩幅が広めの方・横向きで体が沈みやすい方は、弾力性のあるプレミアムのほうが安定しやすい傾向があります。
- 迷ったら柔らかめ=通常モデル、通気性としっかり感重視=プレミアム
- どちらも高さ調整ができるので「枕選びに失敗したくない人」に向いています。
まとめ|高さ調整ができて自分に合いやすい低反発枕
エマ・ピローシリーズは、「低反発の心地よさ」「寝返りのしやすさ」「高さ調整のしやすさ」をバランスよく備えた、枕選びで失敗しにくいモデルです。通常モデル・プレミアムモデルのどちらも調整幅が広く、はじめて高さ調整枕を使う方でも扱いやすい点が特徴です。
- エマ・ピロー(通常モデル)
↳柔らかめのフィット感が好きな方、コスパを重視したい方におすすめ。 - エマ・ピロープレミアム
↳放熱性・通気性を重視する方、首や肩への負担を軽減したい方と相性が良いモデルです。
エマ・ピローシリーズは、高さや素材の微妙な違いを調整しながら“自分にとって最も楽な寝姿勢”を見つけられる点が最大の魅力です。枕はほんの数センチの差で首や肩への負担が変わるため、実際に試しながら調整できる環境は大きなメリットといえます。幅広い体型や寝姿勢に対応できる設計のため、これまで枕選びに悩んできた方にも安心して使いやすいシリーズです。
どちらのモデルも 100日間のお試し期間 が用意されているため、自宅で実際に寝心地を確かめながら、自分に合う高さや組み合わせを探すことができます。枕選びに迷っている方や、朝の首の違和感が気になる方は、ぜひ検討してみてください。











