ウェルナス、ナスの睡眠改善に関する特許を取得
ウェルナス、ナスの睡眠改善に関する特許を取得
「食」で未来の健康社会実現を目指す株式会社ウェルナス(所在地:東京都杉並区 / 代表取締役社長:小山正浩、以下、ウェルナス)は、野菜の「ナス」に多量に含まれる「コリンエステル※1」を用いた研究を2016年から続け、ナス粉末の経口摂取により睡眠の質が改善されることを確認、本研究結果に基づき、2019年2月28日に特許を国内出願しました。この度、ナス由来コリンエステルを有効成分とする睡眠改善のための食品およびその製造方法が、2023年8月25日に特許登録され同年9月4日に特許公報が発行されました(特許第7337363号※2)。本特許の取得により、コリンエステルを有効成分とする睡眠改善のためのナス生鮮食品およびナス加工食品の独占的な事業展開が可能となります。ナスには、体内に吸収されず自律神経活動調整作用をもたらすコリンエステルという、食品機能性成分としては新規な物質が、他の野菜の3,000倍以上も含まれています。ウェルナスは、このコリンエステルを豊富に含むナスの経口摂取による睡眠の改善作用を、世界で初めて臨床試験で実証しました。臨床試験によるナスの機能性の実証は、血圧改善、気分改善に続く3例目となります。ウェルナスは、機能性野菜ナス認知度向上のために「機能性野菜ナスコンソーシアム」を設立(2020年)し、代表機関として「機能性野菜ナス」の普及に取り組んでいます。
■ナス由来コリンエステルを含む睡眠改善用食品の特許取得
ナス由来コリンエステルを含む睡眠改善のための食品およびその製造方法に特許性が認められ、日本で特許が登録されました。本特許では、ナス果実に由来するコリンエステルを含む食品全般が権利対象となり、サプリメントを含む幅広いナス加工食品の独占的な事業展開が可能となります。なお、本特許出願に基づいてPCT出願(Patent Cooperation Treatyに基づく国際特許出願、国際公開番号WO/2020/175605※3)し国外移行出願を行っておりますので、国内特許に続き外国特許の取得も期待されます。
発明の名称 :睡眠を改善するための経口摂取用組成物
登録番号 :特許第7337363号 ※2
登録日 :2023年8月25日
発明者 :信州大学学術研究院農学系 准教授 中村 浩蔵 (博士・工学)
株式会社ウェルナス 代表取締役 小山 正浩 (博士・農学)
出願人 :(株)ウェルナス
出願日 :2019年2月28日
PCT出願
出願日 :2020年2月27日
国際公開番号:WO/2020/175605 ※3
ウェルナスは、本特許取得を足掛かりとして、ナス由来コリンエステルを関与成分とする機能性食品についての研究・開発を重ね、より多くの方の健康実現に寄与できる製品の製造・販売を展開して参ります。
■ ナス粉末含有カプセルの経口摂取による睡眠の質の改善について
① 研究の背景と目的
信州大学の研究成果で、ナスには他の野菜の3,000倍以上のコリンエステルが含まれること、およびナス由来コリンエステルの経口摂取には交感神経活動を抑制する作用があることが明らかになっています。※4 ウェルナスは、本研究結果を踏まえ、ナス由来コリンエステルを関与成分として、睡眠の質の改善を目的とするナス機能性食品を開発すべく、臨床試験を行い、ナス粉末の経口摂取による睡眠の質の改善作用を評価しました。
② 研究結果
ナス由来コリンエステルを3.5 mg含有するナス粉末を5日間継続摂取することで、睡眠に悩みを持つ健常成人の睡眠状態が有意に改善することを、プラセボ対照ランダム化二重盲検クロスオーバー試験で実証し、ヒトでのナス粉末摂取による睡眠改善作用を世界で初めて明らかにしました。被験者の睡眠状態は、客観的に睡眠レベルを測定可能な脳波計(スリープスコープ、スリープウェル社製)を用いて評価しました。その結果、デキストリン粉末(プラセボ食品)の摂取に対し、ナス粉末(被験食品)の摂取により全睡眠時間(入眠から起床までの時間)が有意に延長しました(図1)。睡眠中に中途覚醒は増加しておらず、純粋に睡眠時間が延長したことを確認しております。また、被験食品の摂取では、プラセボ食品を摂取した場合より被験者の入眠時間が約1時間早まることも明らかとなりました(図2)。関与成分であるナス由来コリンエステルの自律神経調節機能によるリラックス効果で、睡眠時間の延長と速やかな睡眠導入が実現したと考えられます。
図1.ナス由来コリンエステルを含むナス粉末摂取による全睡眠時間延長効果
図2.ナス由来コリンエステルを含むナス粉末摂取による入眠時間改善効果(矢印は各群の中央値)
▼2021年1月4日公開「世界で初めて確認、ナスの睡眠改善効果!」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000062426.html
※1:栄養成分であるコリンと短鎖脂肪酸とがエステル結合した物質、短鎖脂肪酸が酢酸であるアセチルコリンは神経伝達物質としてよく知られている
※2:特許第7337363号 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-7337363/2B3D9ABB0AC4CF4C50E9B404006B9DF2362F1BA1E3A8EA387EA91721F8D868C2/15/ja
※3:国際公開番号 WO/2020/175605
https://patentscope2.wipo.int/search/ja/detail.jsf?docId=WO2020175605&_cid=JP2-LMY8K4-0341
※4:関連論文 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0308814618317825?via%3Dihub,
https://www.mdpi.com/2304-8158/9/8/1029 https://www.mdpi.com/2072-6643/11/11/2797
https://www.mdpi.com/2072-6643/14/4/905
■ 株式会社ウェルナスについて
社名:株式会社ウェルナス
設立:2017年
資本金:3,376万円
代表者:代表取締役 小山 正浩 (博士・農学)
所在地:東京都杉並区高円寺南1-28-5
営業所:長野県諏訪郡下諏訪町東町中807-4
コーポレートサイト:https://wellnas.biz/
ウェルナス サプリメント公式販売ショップ:https://www.wellnas.shop
【本件に関する報道関係者のお問い合わせ先】
株式会社ウェルナス広報事務局 MAIL:info@wellnas.biz TEL:03-6822-3107
引用:PR TIMES