パイプ枕のメリット、デメリットは?お手入れ方法とおすすめ商品6選
パイプ枕は、中材にパイプを使った枕です。近年は機能・特徴などさまざまな枕が登場しているといわれますが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
パイプ枕のメリット・デメリットやお手入れ方法、さらにはおすすめのパイプ枕を6品紹介します。
- パイプ枕の基本的な特徴と種類
- パイプ枕のメリットとデメリット
- お手入れ方法とおすすめの商品
- パイプ枕の購入を検討している人
- 睡眠の快適さを追求している人
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パイプ枕の特徴とは
広く一般に普及し、多くの家庭で愛用されてきたのがパイプ枕です。パイプ枕の特徴について紹介します。
パイプの大きさで寝心地が変わる
パイプ枕の中材には、『パイプ』とよばれるストローをカットしたような形状の素材が使われています。ただしパイプのサイズや硬さはさまざまあり、使用感はどれも同じというわけではありません。
例えば、中のパイプが硬く大きなサイズだった場合、通気性は高いもののパイプのゴロつき感があります。一方、パイプが柔らかく小さなサイズだった場合は、通気性がやや劣ります。ただしパイプの肌当たりが和らぐため、寝心地はよくなるでしょう。
パイプ枕の寿命はどれくらい?
枕の中材のパイプは、ほかの天然素材などと比較すると長持ちであるといえます。ただし、寿命はパイプの素材に大きく影響されるでしょう。
例えばポリエチレンパイプは、非常に硬いことで知られています。正しい使い方をしていれば簡単にへたることはなく、耐用年数は5年前後だそうです。
一方それ以外の柔らかいパイプだと耐用年数はもう少し短くなります。およそ1~3年と考えればよいでしょう。
パイプ枕の場合、パイプが潰れて寝心地が悪くなってきたり、寝苦しさや息苦しさを感じたりしたときが替え時です。
パイプ枕を使うメリット
一般に広くパイプ枕が広まったのは、パイプならではのメリットが大きかったためと考えられます。パイプ枕には具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
優れた通気性
パイプ枕の最も大きなメリットといえるのが『通気性のよさ』です。
パイプ枕に使われるパイプは中が空洞になっており、空気をよく通します。個々がくっついたり固まったりする素材でもないため、時間が経っても通気性のよさはほぼ変わりません。
暑い季節でも枕に熱気がこもりにくく、頭部が蒸れることなく快適に眠りやすいでしょう。
耐久性が高い
パイプは一般的にプラスチックなど化学繊維でできています。天然素材の綿や羽毛などと比較すると耐久性が高く、そう簡単にへたることはないでしょう。
また、たとえパイプのへたれやつぶれが気になったとしても、中材を入れ替えれば新品の状態に近くなります。同じ枕を長く使いたい人には魅力が多いといえるでしょう。
洗濯機で丸洗いできる
パイプ枕のパイプは、プラスチック製で水にも強いのが特徴です。ほとんどのパイプ枕は洗濯機に対応しており、汚れや臭いが気になるときは気軽に丸洗いできるでしょう。
また通気性がよい分、パイプ枕は乾くのも早いといえます。天気の良い日に天日干ししておけば、数時間後にはきれいに乾いているはずです。
特に、梅雨時や夏など湿度の高い季節は、枕も湿気を含みやすくなります。洗濯機で洗えてすぐに乾くパイプ枕は重宝するでしょう。
ダニやカビが発生しにくい
枕にダニやカビが発生しにくいのも、プラスチック製のパイプ枕ならではのメリットです。綿や羽毛などはお手入れを怠るとダニやカビの温床となりかねません。保管するときは虫食いの心配もあり、衛生面に不安を持つ人も多いでしょう。
しかし、パイプ枕は天然素材ではないため、綿ぼこりや虫、カビの心配はほとんどありません。
喘息やアレルギーなどある人も比較的安心して使える枕といえます。
パイプ枕のデメリット
通気性がよく扱いやすいパイプ枕ですが、デメリットとよべる部分もあります。購入後に後悔しないよう、パイプ枕の気になる部分は知っておくべきでしょう。パイプ枕を使うとき、留意しておきたいポイントを紹介します。
吸湿性や弾力性がない
パイプ枕は通気性が高い一方で、吸湿性はそれほどないといわれます。汗をかいたときなどは枕に汗じみができてしまうこともあるでしょう。
加えてパイプそのものが硬いため、綿や羽毛のような心地よい弾力性がほぼありません。体圧分散効果も低いといわれ、人によっては朝起きたとき首や肩に痛みを覚えることもあるかもしれません。
ただし、吸湿性の低さについては枕カバーを吸湿性の高いものに変えることで改善できます。また弾力性についても個人の好みによるところが大きく、「安定感があって寝やすい」などという人もいます。
パイプが動く音
パイプ枕に頭を横たえると、パイプ同士が当たる音が響きます。さほど大きな音ではありませんが、気になる人は不快に感じる場合もあるかもしれません。
特に寝返りなど頻繁に打つ人は、枕の上で頭を動かすたびにパイプの音がきしみます。一切音のない羽毛や綿の枕からパイプ枕に変えるなどした場合は、慣れるまでに時間がかかることもあるでしょう。
パイプ枕の音がどうしても気になる場合は、中のパイプをソフトタイプにすると音が軽減されやすくなります。
硬めの感触が気になる人も
パイプ枕は羽毛や綿の枕のようなフィット感や柔らかさがありません。どちらかというと肌当たりはゴツゴツしているため、柔らかい枕が好きな人は「使いにくい」と感じるかもしれません。
特に通販などでパイプ枕を購入すると、パイプが多めに入れられていることがあるようです。この場合、頭部にフィットせず「硬い」と感じやすくなります。
パイプ枕で快適に眠る方法
パイプ枕に不満がある人の多くは、パイプならではの「硬い肌当たり」「頭を置いたときの不安定さ」に悩まされるケースが多いようです。ところがこうした悩みは、パイプ枕に少し手を加えるだけで改善される可能性が高まります。
せっかく購入したパイプ枕を快適に使うには、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。パイプ枕で快適に眠る方法を紹介します。
中材の量を調整する
パイプ枕の中材の量を適切に調整すれば使用感はよくなるでしょう。
パイプ枕には「自分で量を調整する」ことを前提にしているものがあります。これに気付かずそのまま枕を使うと、後頭部に圧がかかって使用感が悪くなる恐れがあります。
加えて、首や肩にも負担がかかりやすくなることで、肩こりや首こりに悩まされる可能性もあるでしょう。
パイプ枕が硬すぎると感じたときは、一度中のパイプの量を減らしてみましょう。一般的なパイプ枕には首筋部・後頭部に調整口があるので、ここからパイプを取り出せばOKです。
一方「頭が安定しない」ことが不快なら、中のパイプの量が少ないのかもしれません。パイプの量を増やすと枕の安定性が高まり、頭がずり落ちにくくなります。
タオルやカバーを使う
パイプ枕の中材の量を調整しても使用感が悪い場合は、パイプそのものの硬さが合っていないのかもしれません。肌当たりを少しでも柔らかくできるよう、枕にタオルやカバーを取り付けるのがおすすめです。
クッション性が高いタオルやカバーを選べば、パイプ枕の硬い感触は和らぐはずです。
ただし、あまりに厚手のタオルやカバーを付けると、パイプ枕のメリットである通気性が失われる恐れがあります。
「パイプ枕の通気性は維持したい」という人は、いっそ中材のパイプを柔らかめの素材に交換した方がよいでしょう。
おすすめのパイプ枕をチェック
古くから日本の定番枕の一つとして親しまれてきたパイプ枕は、現代のニーズに合わせて変化しています。機能面では多様なバリエーションが見られるため、探してみれば好みや希望にかなうものが見つかるでしょう。
さまざまなメーカーのパイプ枕から、特におすすめのものを紹介します。
消臭効果に期待大「東京西川 ファインクオリティ 備長炭パイプ枕」
中材のパイプには消臭効果があるとされる『備長炭』の粉末が練り込まれているのが特徴です。パイプは硬めで安定感があるので、頭部をしっかりと支えてくれるでしょう。
また枕下部は直線ではなくアーチ型にカーブしています。後頭部や首筋部にフィットしやすく、快適な寝心地を実感しやすい仕様です。
サイズは『高』『中』『低』の3種類あり、それぞれ2枚の高さ調整シートが付いており、自分に合ったサイズに調整がしやすく、眠る人の最適な高さに合わせやすいのはうれしいポイントです。
枕は丸洗いすることが可能で、常に清潔に使えます。
五つのパーツで安定した寝姿勢に「LOFTY ソフィットピロー」
連結された五つのパーツが、負担がかかりやすい首や肩をしっかりとサポートします。
一般に、寝ているときは敷布団と頭部・頸部の角度が『5度』になることが望ましいとされます。フィット感の高いこの枕なら理想的な寝姿勢を維持しやすくなるでしょう。
それぞれのパーツは最適な高さに作られています。特に両サイドが高く、横向き寝でも安定しやすい仕様です。加えて首元は緩やかなカーブ状なので、寝返りもスムーズに行えます。
また、中材のパイプは柔らかく音鳴りしにくい素材です。肌当たりも優しく、パイプ枕にありがちなデメリットは感じにくいといえるでしょう。
こちらは洗濯ネットに入れれば洗濯機の使用も可能です。
低反発フォームとのハイブリット構造「フランスベッド ニューショルダーフィットピロー(パイプ)」
枕の下部にはフィット感の高い低反発フォーム、上部には通気性・放熱性に優れたパイプが使われています。首・肩・頭部のフィット感が高い一方、蒸れにくい仕様です。
また枕の内部は5分割され、それぞれ詰め物の種類が異なります。高いフィット感があり快適に眠りやすいといえます。特に両端部は高めに作られており、横向き寝でも快適に寝られるでしょう。
家庭で丸洗いできるので、お手入れしやすいのも魅力です。
コスパのよいパイプ枕も紹介
「枕にこだわりたいけれど、高価すぎるものはちょっと…」と敬遠している人へ、パイプ枕なら価格・機能のバランスがよい使いやすい枕を紹介します。
コスパのよいパイプ枕を探している人のため、5000円以下で購入できるおすすめの枕を紹介します。
細かい調整が可能「ニトリ 高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)」
一般に理想の寝姿勢は、『まっすぐな立ち姿勢からそのまま横たわった姿勢』といわれます。これを実現するため、微妙なサイズ調整を可能にしたのがこの枕です。
枕は一番下から『全体調整ウレタンシート』『部分調整用ウレタンシート』『パイプ』と三つのパートに分かれています。それぞれのパートはサイドや中央などで細かくパーツ分けされており、10カ所で高さ調整できる仕様です。
体型や好みに合わせて細やかなサイズ調整ができるので、本当に自分に合う枕を見つけやすいといえます。
本体と側生地には抗菌防臭加工が施してある上、パイプ部分は丸洗い可能です。衛生的に使いやすい枕といえるでしょう。
リバーシブル仕様「無印良品 片面パイプ洗えるまくら」
硬めで通気性の高いパイプと、軽くやわらかい感触のポリエステル綿のリバーシブル仕様です。面を変えながら使用すれば異なる使用感を楽しめます。
加えて枕の上下二辺の高さが異なるのもポイントです。枕の向きを上下変えることで、『高め』『低め』と使い分けられます。高めと低めで約3cmの違いがあるので、寝心地ははっきりと変わるでしょう。
枕を洗濯ネットに入れれば洗濯機でも洗えます。ただし干すときは陰干しで、しっかり乾かしてから使いましょう。
- 商品名:無印良品 片面パイプ洗えるまくら
- 無印良品:商品ページ
抗菌防臭加工がうれしい「イオン シンプルホーム パイプまくら」
側生地のメッシュ部分には抗菌防臭加工が施されています。家庭で手洗いできるためお手入れも簡単で、枕の清潔をキープしやすいのが魅力です。
中材にはポリエチレンパイプが使用されており、パイプ枕のメリットである通気性の高さを実感できるでしょう。
形状・機能とも極めてシンプルで、昔ながらのパイプ枕を探している人におすすめできます。また、価格も2000円未満と安価なので、「とりあえずパイプ枕を使ってみたい」「枕は頻繁に買い直したい」という人にもぴったりです。
- 商品名:イオン シンプルホーム パイプまくら
- イオンスタイルオンライン:商品ページ
立体形状が頭にフィット「トゥーベスト メッシュ パイプ枕」
立体形状で枕の真ん中にくぼみを持たせたデザインです。くぼみがしっかり後頭部を支えてくれるので、寝姿勢が安定しやすくなります。横向きでも頭部をフィットさせやすく、横向き寝派の人にもおすすめです。
また側生地は3Dメッシュを使用しており、通気性の高さを最大限生かす仕様です。吸水性にも優れており、使用感は快適といえるでしょう。
汚れが気になるときは、洗濯機で丸洗いできるため、衛生的に使いやすいでしょう。
パイプ枕の洗い方
パイプ枕のメリットの一つが自宅での洗濯が可能だという点です。ただし『洗濯機使用可』『手洗いのみ』など洗い方は枕によって異なるため、事前にきちんと洗濯表示を確認しておくのが望ましいでしょう。
パイプ枕の洗い方や洗うときの注意点を紹介します。
洗濯機で洗う場合
まず洗濯機を使う場合は、洗濯ネットに枕を側生地ごと入れましょう。洗濯ネットがなくても洗えますが、万が一側生地が破れたとき中のパイプが散乱するのを防げます。
また水流は『弱』にし、枕を傷つけないようにする配慮も必要です。洗濯が終われば風の通る場所に陰干しし、水分が完全になくなるまで乾かしましょう。
ただしあまりに汚れが気になる場合は、洗濯機に入れる前に水洗いしておくのがベターです。
手洗いをする場合
一方手洗いする場合は、側生地からパイプを取り出して中身だけ洗います。手順は以下の通りです。
- お湯をバケツに入れる
- 洗剤液を作る
- パイプを入れてよく混ぜる
- 30分ほどつけ置きする
- しっかりとすすぐ
このときのポイントは、お湯の温度を約40度にすること、洗剤水を作ってつけ置きすることです。
一般に洗剤が溶けやすい温度は約36度以上といわれます。皮脂汚れを落としやすくなるとされるため、冷水ではなくお湯を用意しましょう。
またパイプを洗うときは30分以上つけ置きすると汚れが落ちやすくなります。
最後はしっかりすすぎ、きちんとパイプを乾かしてから枕に戻しましょう。
まとめ
パイプ枕は、通気性・耐久性の高さが魅力です。虫害の心配がなく綿ぼこりも立ちにくい上、ほとんどのタイプは自宅で洗濯できます。使い勝手がよくお手入れにも手がかからないので、使いやすい枕といえるでしょう。
「硬すぎる」「吸湿性がない」など言われることもありますが、中材を調整したりカバーを工夫したりすることでこうしたデメリットは補えます。
安価なものが多くコスパもよいので、「本当にフィットする枕を見つけたい」という人は候補に入れておくとよいのではないでしょうか。
- パイプ枕は通気性や耐久性が高いが、硬さや音の問題がある
- 正しい使い方や適切な商品選びが大切
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