タオル枕で睡眠時の悩みを解決できる?使うメリットと作り方を紹介
睡眠の質を向上させたい人は、タオル枕を利用してみてはいかがでしょうか。
起きた後の肩こりや首こり、不快な寝起きなどに効果が期待できます。
タオル枕を使うメリットと、作り方やおすすめのタオルなどを紹介します。
- タオル枕のメリットとデメリット
- タオル枕の作り方と使用時の注意点
- 肌触りや吸水性に優れたタオル選びのポイント
- 睡眠時の快適さを追求したい人
- 低コストで枕を自作したい人
- 清潔でカスタマイズ可能な枕を求める人
- これで快眠。タオル枕の正しい使い方を見たい方はこちらをクリック>>
- タオル枕におすすめのバスタオルを見たい方はこちらをクリック>>
睡眠時のさまざまな悩みは枕のせい?
なかなか寝つきが悪い、起きた後もすっきりしないなどの症状があれば、枕が合わないのかもしれません。不適切な枕で寝てしまうとどうなるのか、理想的な枕とは何なのかを紹介します。
合わない枕が引き起こす体の症状
人は首の長さやカーブの角度、頭の大きさなどが異なります。そのため、合わない枕を使用すると、肩こりや首こり、頭痛などの原因になってしまう可能性があるのです。
ストレートネック要因の一つともいわれ、首や肩に負担をかけてしまうだけでなく、通常時でも前かがみのような姿勢になってしまうでしょう。また、枕が高いと、首のシワの原因にもなってしまうようです。
このように、健康面や美容の面でも悪影響が出てしまうため、体に合った枕を使用することが望ましいでしょう。
理想的な枕とは?
理想的な枕は、首や肩に負担をかけない姿勢で睡眠できるものです。自然な首のカーブをキープでき、寝ている間にけい椎をストレッチできるような枕が理想的でしょう。
具体的には、枕に横向けで寝た際に、頭のてっぺんから鼻筋、顎、胸までが一直線になる高さがよいとされています。
また、仰向きに寝たとき、首や喉に圧迫感がなく、左右へ楽に寝返えられる枕がよいでしょう。
しかし、これらの条件を満たすのであれば、枕の細かい調整が必要になります。そこでおすすめできるものが、タオル枕です。
そもそもタオル枕とは?
タオル枕とは、バスタオルを利用するだけで作れる枕のことです。枕を購入しなくてもよいだけでなく、自分で高さを調整できるなどのメリットがあります。タオル枕の概要など、特徴を見ていきましょう。
バスタオルを丸めるだけで作れる枕
タオル枕は、バスタオルを丸めたり折り畳んだりすることで作れる枕です。特別なタオルである必要はなく、手っ取り早く自分で高さなどを調整できる特徴があります。
上質な睡眠を得るために、品質のよい枕や高級なものを購入する必要がなく、お財布にも優しいメリットがあります。
タオルの品質も手軽に選択できる点も、魅力の一つです。肌触りや大きさ、吸水性など、こだわりの質感を追求できます。
市販されている枕の中でも、なかなか自分の体に合った枕を見つけられないという人も多いのではないでしょうか。身近なものでできることもあるため、一度試してみる価値はあるでしょう。
まるでオーダーメイドのような使い心地
タオル枕は、自分の骨格に合った形で高さや形、大きさや堅さを調整できるため、まるでオーダーメイドの枕を使っている感覚に近いものを感じられるでしょう。
特に、首のカーブや頭の大きさは、人によってさまざまです。これらにフィットする枕を手に入れるためには、専門店でカスタイマイズした枕を作るしかないでしょう。
しかし、そのためには時間や高いお金もかかってしまいます。
タオル枕であれば、無料で厚さも手軽に調整できるので、自分に見合った使い心地を追求しやすいのです。
タオル枕の気になるメリット
オーダーメイド感覚で使えるタオル枕ですが、それぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。使い心地に加えて、タオル枕の魅力を紹介します。
高さが簡単に調整可能
まず、タオル枕のメリットといえば、枕の高さが自分で簡単に調整できる点です。タオルの巻く回数を調整したり、巻く強さを変えたりすることで、高さを簡単にカスタマイズできます。
タオルを巻くだけでなく、枚数を重ねたり、折り畳んだりすることでも首にフィットした形を作れるでしょう。質感をこだわれば、肌触りや硬さも調整できます。
後頭部や首など、部位ごとにタオルの枚数や形状を変えるだけでも高さを調節できるでしょう。決まった方法はなく、自分の体に合った細かい調整が可能です。
いつでも清潔に使える
一般的な枕であれば、なかなか簡単に洗濯はできません。外に干す場合でも、天候に左右されるため、毎日清潔なものを使用することは難しいでしょう。
枕カバーは洗える場合もありますが、一般的に枕自体を洗うことは手間がかかるため、使用し続ければその分老朽化や臭いがつく可能性もあります。
しかし、タオル枕であれば、洗濯したバスタオルを取り変えるだけで、清潔な枕をほぼ毎日使用できます。乾燥機がある家庭では、雨の日でも気にせず洗濯がしやすいでしょう。
このように、普通の枕と比べてタオル枕は丸ごと洗えることもあり、常に清潔なまま利用しやすい特徴があります。
持ち運びやすさも魅力
一般的な枕と違い、タオル枕であれば、出張や旅行先でも持ち運びやすいメリットがあります。肌触りや厚さなどを気にしなければ、宿泊するホテルのタオルを活用してもよいでしょう。
もし、タオルの質感にこだわりがあったとしても、コンパクトに折り畳めて軽量です。旅行先でもあまりかさばらないでしょう。
旅行先にバスタオルを何枚も持っていくのは邪魔になるかもしれませんが、メインのバスタオル1枚と、サブでハンドタオルを数枚持っていくなどの工夫をすれば、より持ち運びやすくなるでしょう。
吸水性が高い
綿のバスタオルで枕を作れば、吸水性の高い枕に早変わりです。また、リネン素材のバスタオルも吸水性に優れ、寝ている間の汗をしっかりと吸収してくれるでしょう。
そのため、頭部がさらっとした質感で快適に過ごせ、寝苦しさもあまり感じられずに眠れます。
吸湿性だけでなく、速乾性にも優れたバスタオル素材がマイクロファイバーです。
化学繊維で作られていることもあり、肌触りはそれほど滑らかではありませんが、洗濯後にすぐ乾くので、毎日何枚も使う人には使い勝手のよいタオルになるでしょう。
タオル枕のデメリットも紹介
いいことづくしのタオル枕ですが、もちろんデメリットもあります。タオル枕の弱点を知れば、工夫をするなどして、軽減できたり回避したりすることもできるでしょう。見た目はもちろんのことですが、普通の枕と比べると、不便になる点などを紹介します。
弾力性がない
枕といえども、タオルを巻いたものであるため、普通の枕に比べて弾力性がありません。柔らかく、クッション性のある枕で寝たい人には向いていないでしょう。
タオルの質が悪かったり、使い古したものであったりする場合は、より硬くなってしまう恐れもあります。弾力性を求め、品質のよいタオルを購入するとなれば、金銭的にも負担が増えてしまうでしょう。
素材のよいタオルを使用しても、ある程度使用していると、硬くなってしまいます。柔らかさでは枕に劣ってしまうので、かえって首や肩がこると感じてしまう人がいるかもしれません。
形が崩れてしまう
タオル枕は、寝返りなどで動くと、型が崩れやすいことが弱点です。最初はフィットした状態で睡眠していても、使用し続けると自分の体に合わなくなる可能性があります。
タオル生地の目が粗いと、滑りにくく型崩れも起きにくい場合があるのですが、リネンのような滑らかな生地は余計に早く崩れてしまうでしょう。
枕の高さや形なども調整しなければならないうえ、なるべく型をキープできるよう工夫も考えなければなりません。
一度自分の中で最適な形状を作れば、毎日それを真似するだけですが、それまでに時間がかかってしまう場合もあります。
長時間の使用は危険?
タオルを自分の首のサイズに合わせて巻いて、首の下に置くと隙間がすっぽりと埋まり、首に負担をかけにくくなります。ストレートネックに悩む人は、首の負担が減ることで楽になったと感じる場合もあります。
しかし、長時間使い続けると逆効果になることもあるのです。タオル枕は弾力性があまりないので、長い間使用し続けると、首の位置が不安定になりかえって痛みや違和感を感じるという人もいるようです。
タオル枕は使い方によっては、寝返りが打てない状態を作る可能性があります。
このような状態で無理に横向きになると、寝違いを引き起こしてしまう可能性もあるため注意しましょう、
手軽にできるタオル枕の作り方
タオル枕は、家にあるバスタオルで手軽に作れる魅力があります。しかし、しっかりとポイントを押さえなければ意図した枕は作れないでしょう。タオル枕の作り方やコツを紹介します。
これらのポイントを踏まえ、自分の体に合ったカスタマイズを施してみてはいかがでしょうか。
筒状のタオル枕
筒状のタオル枕は、タオル枕の中でもオーソドックスな形であり、誰でも簡単に作れます。
まず、バスタオルを広げて半分に折ります。そこからさらに半分に折りましょう。次に、畳んだタオルの端からグルグル巻きにして、出来上がりです。
巻く回数を増やせば、その分硬さもアップします。好みに合わせて巻き方を調整しましょう。場合によっては、全て巻かずに余らせて柔くする方法もあります。
筒状のタオルは1本だけでなく、複数本作って枕にする方法もあります。自分の体に合わせてカスタマイズしましょう。
ゴムを使って形をキープ
バスタオルを巻いて枕を作った後に、ゴムで縛って型崩れをなるべく防ぐ方法もあります。方法は、両端を一般的な輪ゴムやヘアゴムで止めるだけです。
寝返りを打った際に、ゴムの質感が気になる人は、巻いたタオルの上に、さらにタオルを重ねると直接は当たりません。
また、ゴムで縛ったタオルを複数本並べて使用することで、タオルにかかる負荷を分散させ、型崩れを軽減する工夫もあるでしょう。
使用していると、型が崩れるというタオル枕のデメリットをカバーする手法です。少しの手間で枕の質がアップするため、試してみてはいかがでしょうか。
平らなタオル枕
グルグル巻きのタオル枕は、使い続けると首を圧迫する恐れがありますが、平らなタオル枕ではそのような負担を軽減できます。
まず、ベッドの上にバスタオルを広げ、中央に向かって三つ折りにします。続いて、手前から奥に巻いていきますが、グルグル巻きにはせず、平らな面を重ねていくように巻きます。
巻く間隔は、拳一つ分の大きさがベターです。少し余る程度で巻きますが、後頭部の支えが欲しい人は、余った部分にもう一枚折り畳んだ枕を敷き、高さを調節します。
寝返り用で、さらに左右にタオルを配置するとよいでしょう。
左右の高さは、中央のタオルよりも少し高めにすると、効果が期待できます。
これで快眠。タオル枕の正しい使い方
タオル枕を作っても、思い通りのものができない人もいるでしょう。正しい作り方にはコツがあるのです。タオル枕を適切に作る際のポイントを紹介します。
隙間を埋めるように使う
肩や首の負担をより減らすために、首とベッドの隙間を埋めるように使うと効果的です。
この作り方をすれば、頭の重さを後頭部のみにかけるのではなく、首全体に対しても負荷を分散できるでしょう。重さを一点で支えると、どこかに無理が生じてしまうので、肩こりや首の痛みにつながりやすいのです。
このように、首の隙間を埋めることを少し意識すれば、首周りの負担を軽減しやすくなり、心地よい眠りにつくことができるでしょう。楽な姿勢を保てるため、睡眠の質が上がることに期待が持てます。
タオル枕の調整方法
タオル枕を利用している中、首に違和感を感じたら高さが合っていない可能性があります。また、寝返りを打ってみて、抵抗がない状態が理想です。
仰向けに寝た際に目線が足先に向いていたら、高さを少し低くしましょう。逆に、ベッドの上を向いているのであれば、枕を高くします。
高さを調整する方法は、タオルの重ねる枚数を変更したり、巻く回数を調節したりするとよいでしょう。寝返りを打ちづらい場合は、左右にタオルを敷く枚数を調整します。
どんな寝姿勢がいいの?
人は立っている間は、背骨がなだらかなS字カーブを描いている状態です。これは直立した体を楽に支えるためですが、寝ている間もこの姿勢を保つことがよいとされています。
そのため、枕の高さを調整しながら、首の負担や頭の重さを負荷分散できる姿勢を目指しましょう。仰向きに寝たところを横から見た際に、頭から体、足先までのラインがほぼ一直線になるのが好ましいといえます。
寝返りを打った際も、頭のてっぺんから鼻筋、顎、胸までが一直線になる高さが理想です。
タオル枕におすすめのバスタオル
タオル枕を作る上で、タオルの素材選びは重要です。肌触りや吸湿性、厚みや長さなど、さまざまな好みがあるでしょう。枕を作る場合の、おすすめのバスタオルを紹介します。
吸水性の高さが魅力「ヒオリエ 上質ホテルスタイルタオル クラッシー」
柔らかな肌触りと、優れた吸水性が光る『ヒオリエ 上質ホテルスタイルタオル クラッシー』は、タオル枕に適しています。タオル産地として有名な、大阪泉州で作られたぜい沢な品質が魅力的です。
天然水で洗い上げたタオルはふんわりとした抱き心地であるため、タオル枕に使用すれば、リラックスした気分を味わえるでしょう。見た目も光沢感があり、滑らかで上品です。
寝苦しい夜や、なかなか寝付けない夜も、常にさらっと快適な触り心地で、安らかな睡眠をサポートしてくれます。
また、肉厚であるため、調整の幅が広く、高さや硬さを調整しやすいでしょう。
使うほどに心地よくなる1品「育てるタオル feel」
『育てるタオルfeel』は、使えば使うほど質が上がっていきます。その名のとおり、使うたびに吸水性や速乾性も高くなっていき、ふんわり感も増していく不思議なタオルです。
これから長く使い続けるタオル枕として、効果を発揮していくでしょう。タオルが育つ理由の一つに、糸にスポンジ―コットンが使用されている特徴があります。
この糸は特殊な技術で作られており、世界数カ国で特許を取得しました。使えば使うほど空気を含むため、タオル全体がふんわりとした肌触りになるのです。
色はチャコールグレーやモスグリーンなど渋みのある色合いをそろえ、派手すぎない仕上がりになっています。
優しい肌触り「今治バスタオルピロー」
タオルで有名な今治タオルから、『今治バスタオルピロー』を紹介します。バスタオルピローという名の通り、タオル枕として使うことを想定して作られた商品です。
土台となるクッション性の『ピローベース』の上に、バスタオルが5枚重ねられています。ピローベースがあるため、弾力性のある寝心地と、高い安定性をもたらしてくれるでしょう。
とても優しい肌触りであり、頬ずりしたくなる快適さを感じるのではないでしょうか。高さも枚数を調整したりすればよいだけなので、とてもシンプルに使えます。
タオルの枚数を追加したいのであれば、タオルのみの購入も可能です。
まとめ
快適な睡眠を得るための手段として、タオル枕を使用することも効果的でしょう。手軽に高さを調整できたり、持ち運びやすかったりするメリットがあります。
一方で、型崩れを起こしやすい、弾力性がないなどのデメリットもあるため、ゴムで縛るなどの工夫が必要です。
理想的な姿勢を保つために、首と枕の隙間を埋めるなどのポイントを押さえると効果が発揮されやすくなります。
コツを押さえながら、快適なタオル枕作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
- タオル枕は、高さ調整や清潔性が高い
- 弾力性が低く形崩れしやすいのがデメリット
- 自分に合った快適な枕を手軽に作る方法を紹介
- これで快眠。タオル枕の正しい使い方を見たい方はこちらをクリック>>
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