フランスベッドのソファーベッドの選び方ポイント、機能別おすすめ7アイテム

フランスベッドは、西暦2000年に創立50周年を迎えた歴史あるベッド製作の会社です。

日本生まれの安全安心、高品質の製品を作り続けるフランスベッドの商品の中から、ソファーベッドに焦点を当てて、選び方や機能別アイテムを紹介します。

自分にピッタリなベッドを見つけましょう。

車両シートから出発 フランスベッドの成り立ち

1949年、車両シートの製造を行う会社として、フランスベッドの前身である双葉製作所が誕生します。その技術とノウハウを活かし、1956年に折りたたみ式のソファーベッドを発売し、「フランスベッド」と名前が付けられました。

当時としては、折りたたみ式のソファーベッドは画期的な商品であったと言えます。

ソファーベッドのパイオニア

日本の狭い住宅事情を背景として、この折りたたみ式ソファーベッドは爆発的にヒットしました。その後、フランスベッドは本格的にベッド作りの道を歩むことになります。

2009年にはソファーベッドシリーズ「ムービンテリア」を発表します。「move」（動く）＋「interior」（家具）を組み合わせた言葉で、用途に合わせて形や場所を変化できるフレキシブルさが特徴です。その後も、レジーファやライフィットなど、フランスベッドはさまざまなソファーベッドを提案してきました。

フランスベッドの代表的なソファーベッド

フランスベッドはさまざまなソファーベッドを発表しています。その中でも、代表的なソファーベッドを紹介しましょう。

定番のスイミーM2

スイミーM2はフランスベッドの商品の中で、定番とも言えるソファーです。カジュアルでポップなデザインに加え、生地はもこもこで手触りが気持ちよく、カラーバリエーションも豊富なので、女性の一人暮らしにもピッタリです。

この商品のポイントは内部構造にあります。フランスベッドは元々スプリングマットレスが高い評価を受けています。そのスプリングマットレスがこのスイミーM2にも採用されていていることが、抜群の寝心地を生んでいるのです。

サイズはショートとロングの2種類があり、女性でも楽に扱えます。デザインと実用性を兼ね備えた理想のソファーベッドと言えるのではないでしょうか。

深い長椅子タイプのレジーファ

先ほど紹介した「ムービンテリア」シリーズの製品です。マットレスサイズが197cm×83cmのソファーに、同じ長さのヘッドが付いた長椅子タイプになっています。

ベッドにする際には手前に10cmほど引けば座面が前に押し出され、座面がベッドになります。動きが最小限で良いので、手間がかからないのもこのソファーベッドの魅力です。

座面にはポケットスプリング仕様のマットレスを仕様しています。ポケットコイルスプリングがそれぞれ体を支えるため、寝心地も安心できます。

ソファーベッド選びのポイント

ソファーベッドには色々な商品があります。その中で自分にピッタリのものを見つけるには、どのようなことにこだわれば良いのでしょうか。

倒す？伸ばす？畳む？変形のタイプをチェック

ソファーベッドの変形のタイプにはいくつかの種類があります。代表的なものは「折り畳みタイプ」「背もたれを倒すタイプ」「座面を伸ばすタイプ」の3種類です。

背もたれを倒すタイプは変形が簡単で扱いやすく、折り畳みタイプは、安価なものが多く通気性が良いものが多いです。座面を伸ばすタイプは、縦長の部屋に置きやすく、ベッドが長いので十分な睡眠スペースが確保できるといった特徴があります。

変形のタイプが自分の部屋や生活スタイルに合っているのかをまずはチェックしましょう。

寝心地か？座り心地か？生地やクッション素材

ソファーベッドの素材にも注目しましょう。肌触りや寝心地の良さが変わってきます。自分の肌や体に合ったものを選ぶと、快眠できるようになります。

ソファー生地は通気性・吸水性が良いファブリックか、汚れに強く水拭きができる合皮が使われている場合がほとんどです。睡眠をメインにするならファブリック素材、ソファーをメインにするなら合皮素材がおすすめです。

クッション素材にも注目してきます。価格が安い代わりに耐久性が低いウレタン素材、体圧分散性が高く体への負担がかかりにくいコイルなどがあります。用途と価格に合わせて素材を決めると良いでしょう。

付属の機能にも注目しよう

ベッド以外の機能もチェックしましょう。収納スペースが付いたソファーベッドなら、ベッド分のスペースにも荷物を置けるので、ワンルームのお部屋にもおすすめです。テーブルや棚が付いたもの、オットマン（足乗せ用ソファ）が付いたものなど、ベッド以外の機能の充実性にも注目すると、より便利です。

おすすめソファーベッド

フランスベッドから販売されているソファーベッドの中でも、おすすめの商品をピックアップして紹介します。それぞれに特色がありますので、自分にピッタリのソファーベッドを見つけてみましょう。

除菌糸で清潔 スイミーAG

ソファー表面の生地には除菌機能糸「アグリーザ」を使用しています。銀の力で菌を不活性化させて、菌が繁殖しにくくなっていて、悪臭・不衛生を防ぎます。高密度連続スプリングは通気性・耐久性・クッション性をしっかりと確保し、快適な寝心地を提供してくれます。

カチッとなるまで背もたれを後方へ下ろすだけで簡単にベッドになってくれるので、女性でも扱いが簡単です。衛生的で操作も楽な点から､女性の一人暮らしなどにおすすめのソファーベッドです。

ベッドと同じ寝心地 BC-02

ソファとしての機能を持たせると、どうしても寝心地が本物のベッドに劣ってしまうことも多いですが、この「BC-02」はベッドと同じ寝心地を持たせています。

その理由は、ベッドと同じ高密度連続スプリングを内蔵している点です。体圧分散によって、体の特定箇所に負担が掛かるのを防ぎます。また、従来のソファーベッドは折り目の部分にどうしても段差ができてしまいますが、「BC-02」は折り目を最小限に抑える設計がなされていて、段差を気にせず眠れるでしょう。

快適さを重視したフランスベッドらしいソファーベッドと言えます。ベッドとしてメインで使いたい人におすすめの商品です。

スタイリッシュデザイン レジーファRegifa2

お洒落でモダン的なデザインが特徴のソファーベッドです。青と灰の2カラーで、ベッドにしたときは幅1820mm×奥行き830mmと広めのスペースがとれます。44kgと重量は少々重めですが、座面を伸ばして変形するタイプなので負担にはなりません。

座面にはポケットスプリングも搭載され、座り心地・寝心地も抜群です。お洒落なソファーとして普段は利用したい方におすすめの商品です。

コンパクトでリーズナブル Pizz-ピッツ

ソファ時の座面の面積は長さ1390mm×奥行き750mmとコンパクトなサイズです。もっとも、ベッドにする際には背もたれだけでなく肘置まで倒せて、長さ1840mm×幅1110mmにまで広がるので、ベッドとして狭いということはありません。

青と赤の2種類のカラーで、背もたれと肘置は6段階のリクライニング機能がついています。座面にはポケットスプリングが使用され、弾力があり、しっかりとした寝心地、座り心地を確保してくれます。これだけの機能がついて、商品は5万円前後（2020年8月時点）とリーズナブルでお得です。

本革で美しい ルーカス

合皮やファブリックはリーズナブルですが、高級指向の素材と比べるとどうしても見劣りしてしまうことがあります。お洒落で高級感のあるソファーベッドが欲しい人におすすめなのが、この「ルーカス」です。

本革で作られたソファは、細部までのきめ細かさ、質感もバッチリで、長持ちします。耐久性としなやかさを備えた高密度連続スプリングが採用され、使い心地も保証付きです。

収納付きセミダブルもおすすめ

収納付きのソファーベッドは、スペースも節約できる人気商品です。収納付きのソファーベッドの中でも十分な広さを確保できる、セミダブルサイズのおすすめ商品を紹介します。

ロングシェーズソファ AG-アトラN2

2人掛けのソファーとシェーズがそれぞれ独立していて、形を自由に組み替えできるので、スペースをあまり取りたくない方にもオススメのソファーベッドです。

収納内部は 幅1060mm×奥行き640mm×高さ180mm（2人掛けソファ部）、幅600mm×奥行き1260mm×高さ180mm（シェーズ部）のスペースがあり、十分なスペースが確保されています。

スプリングはウェービングバンドとウレタンで支えられてしっかりとした寝心地が確保されています。ベッドとしてもソファーとしても使えます。

高い背もたれでゆったり AG-アルマ

横幅1920mmと、背もたれの高さ940mmと余裕のあるゆったりとしたサイズが特徴です。ベッドにした場合の横幅は1200mmもあり、寝返りも安心してうてます。

収納スペースは825mm×620mm×185mmのボックスが2個ついている大容量です。ベルベット調に統一されたデザインは障り心地も抜群で、深い光沢感もあって高級感を醸し出しています。

ライトブラウンとパープルの2種類から選べます。

まとめ

およそ半世紀にわたって、ソファーベッドを作り続けてきた「フランスベッド」は、ソファとベッドを両立させたソファーベッド製造会社として、優良な商品を今なお出し続けています。

ソファーベッドを選ぶ際には変形のタイプや素材、収納などの機能をチェックし、それが部屋にマッチしているかを検討しましょう。