ボンネルコイルマットレスの特徴とは。種類の比較とおすすめ10選
マットレスはコイルの種類によって、寝心地はもちろん耐久性や価格などが異なります。
それぞれのコイルについて特徴を理解して、ライフスタイルに合うマットレスを探しましょう。
ボンネルコイルマットレスの特徴とサイズ別のおすすめ商品を紹介します。
- ボンネルコイルマットレスの特徴、耐久性、通気性
- ボンネルコイルマットレスの比較とおすすめ商品
- ボンネルコイルマットレス選びのポイント
- ボンネルコイルマットレスの購入を考えている人
- 高い耐久性や通気性を重視する人
- コスパの良いマットレスを探している人
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コイルマットレスの基礎知識
そもそもマットレスの中は、どのような構造になっているのでしょうか。コイルマットレスの基本的な構造や、コイルの種類を見ていきましょう。
コイルマットレスの基本構造
マットレスは中心から外側に向かって『クッション層』『詰め物』『側生地』の順で構成されています。クッション層のコイルを詰め物で挟み、側生地でくるんでいるイメージです。
この中で最も重要な部分が、クッション層に使用されるコイルです。コイルの種類や密度・品質が、マットレスの満足度を大きく左右するポイントといえるでしょう。
詰め物はフェルトやウレタンを組み合わせたものがほとんどで、金属製のコイルの硬さを調整する役割を果たします。側生地には汚れにくいポリエステルや通気性のよいメッシュを使い、快適さや清潔さを保つ工夫をしています。
コイルは主に3種類
マットレスに使われているコイルの種類は、主に以下の3種類です。
- ポケットコイル
- ボンネルコイル
- 高密度連続スプリングコイル
このうち『高密度連続スプリングコイル』のマットレスを製造販売できるのは、日本では『フランスベッド』のみです。
したがってフランスベッド以外のメーカーが製造販売するマットレスは、『ポケットコイル』か『ボンネルコイル』のどちらかになります。
各コイルの特徴比較
それぞれのコイルには、どのような特徴があるのでしょうか。主な違いを比べていきましょう。
点で支えるポケットコイル
コイルを一つ一つ不織布の袋に入れ、全体に敷き詰めたマットレスをポケットコイルマットレスと呼びます。それぞれのコイルが独立して動き、点のように体を支えます。
ポケットコイルマットレスは体のラインや動きによくフィットする、柔らかな寝心地が特徴です。また、コイル同士がつながっていないので寝返りなどの振動が他のコイルに伝わりにくく、横で寝ている人の眠りを妨げません。このため夫婦2人で寝たり、子どもと添い寝したりする人にもおすすめできます。
ただしボンネルコイルマットレスに比べると耐久性が低めで、体重のかけ方によっては一部分のコイルだけが壊れてしまうこともあります。製造に手間がかかることから、高額な商品が多い点もデメリットといえるでしょう。
面で支えるボンネルコイル
一方のボンネルコイルマットレスは、コイル同士をつなげて作ります。連結したコイルが一体となり、面で体を支える構造です。寝心地は硬めで、使い心地は畳に布団を敷いたような感じに例えられることもあります。
ボンネルコイルマットレスはポケットコイルマットレスに比べてコイルの使用量が少なくて済み、作るのも比較的簡単といわれているので安く買える商品が多いのが特徴です。部分的に壊れる可能性も低く、正しく使えば長持ちさせることができるでしょう。
ただし安価な商品の中には詰め物がへたって寝心地が悪くなったり、コイルが錆びてバネのきしみ音が気になったりするものもあります。また、動いたときの振動が伝わりやすいため、2人で寝ていると揺れが気になるかもしれません。
耐久性が高く硬めが多い高密度連続スプリング
高密度連続スプリングコイルマットレスは、一見ボンネルコイルマットレスと似ていますが、構造は全く違います。ボンネルコイルはコイル同士を連結させているのに対し、高密度連続スプリングコイルでは1本の鋼線を使ってコイルを編み込んでいます。
1本の鋼線を編み込むことでコイルの密度を高められるため、耐久性に優れているのが特徴です。密度が高いため体の一部分だけが沈み込むこともなく、ちょっとやそっとではへたらないことから、大柄な人や体重が重い人に特に人気があります。
ただし寝心地は硬めで、体重が軽い人が寝るとより硬さを感じることもあるようです。
また、フランスベッドしか作れないため選択肢が少なく、価格も高めです。
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ボンネルコイルを選ぶ利点
ボンネルコイルマットレスを選ぶと、どのようなメリットがあるのでしょうか。主な利点を具体的に見ていきましょう。
高い耐久性で長持ち
ボンネルコイルマットレスはコイル同士が連結されているため、寝返りの衝撃をマット全体で受け止めることができます。
コイルが独立しているポケットコイルマットレスに比べて耐久性があり、高品質なものなら最低でも10年以上は持つとされています。
一度買えば長持ちすることが、ボンネルコイルマットレスの大きなメリットといえるでしょう。
通気性が高く衛生的
コイルマットレスはクッション部分が空洞になっているため、ウレタンマットレスに比べて高い通気性があります。特にボンネルコイルは、ポケットコイルのように不織布で包まれていない分、空気が通りやすくなっています。
通気性がよければ湿気がたまることもなく、ダニやカビも繁殖しにくいでしょう。マットレスは布団のように干して湿気を追い出すことが難しいため、通気性の高さは大きな魅力です。
ただし内部の通気性がよくても、詰め物や側生地の素材によっては寝ているときに蒸れを感じることがあります。汗をかきやすい人は詰め物や側生地の素材もチェックしておくとよいでしょう。
リーズナブルな商品が多い
ボンネルコイルマットレスは、コイルをそのまま連結させるだけなので、他のマットレスに比べて製造コストを抑えられるといわれています。コイルの径を大きくして数を減らすなど、安く作る余地もたくさんあるのです。
このためリーズナブルな商品が多く、一つずつ袋に入れて作るポケットコイルマットレスに比べると、数万円もの価格差があるとされています。
中には1万円以下で買えるものもあり、1人暮らしの人や、子ども用に丈夫で安いマットレスを購入したい人にもおすすめです。
ボンネルコイルの注意点
耐久性と通気性に優れ、価格も安いものが見つかるボンネルコイルマットレスですが、デメリットもいくつかあります。購入前に知っておきたい注意点を見ていきましょう。
振動が伝わりやすい
コイル同士が連結されているボンネルコイルマットレスは、コイルの振動がマットレス全体に伝わります。このため2人以上で一緒に寝ていると、寝返りをうったときや起きたときに振動で相手を起こしてしまう可能性があるのです。
1人で寝るなら問題はありませんが、2人で一緒に寝る場合は気になるポイントといえるでしょう。眠りが浅い人や夫婦で起床時間が違う人、寝かせた子どもを起こしたくない人は、できるだけ振動が少なめのものを選ぶことをおすすめします。
処分方法に困ることも
コイルマットレスは大きくて分解するのも難しいため、不用になったときの処分に手間と費用がかかります。自治体による回収や、買い換え時の下取りがない場合は、自身で処分方法を探さなければなりません。
不用品業者に引き取りを依頼すると費用がかかりますし、自分でリサイクルショップなどに持ち込むのも大変な作業です。ボンネルコイルマットレスがいくらリーズナブルでも、処分に費用や手間がかかってしまうようでは意味がないといえるでしょう。
マットレス購入の前に、一度住んでいる自治体の粗大ゴミ回収ルールをチェックしておくことをおすすめします。
シングルのおすすめボンネルコイルマットレス
ボンネルコイルマットレスは、さまざまなメーカーが販売しており、選択肢も豊富です。このため、睡眠の悩みや予算、ライフスタイルに合うマットレスが見つかりやすいでしょう。シングルマットレスのおすすめを4点紹介します。
安心の強度設計「山善 マットレス ボンネルコイル かため」
国内の第三者機関による耐久性テストに合格したマットレスです。ボンネルコイルを約352個と多めに使用しているので、体が沈み込まず寝返りをうちやすくなっています。厚みも約17cmと十分にあり、体重が重い人も底付き感がなく快適に眠れるでしょう。
また、コイルの上は不織布・固綿・高密度ウレタン入りキルティングの3層の詰め物で覆われています。このため非常にクッション性があり、コイルの硬い感触を和らげてくれます。
防ダニ抗菌防臭わた使用 「グランツ グラン ジーナ」
約21cmと十分な厚みのある、国産のマットレスです。マットレス上下の詰め物部分に『防ダニ抗菌防臭わた』を使用しており、ダニや細菌の繁殖・汗の臭いを抑えます。
『わた』の下にはウレタンフォームとフェルトを詰めてあるので、柔らかな寝心地が期待できそうです。色はアイボリーの他に黒も選べます。
女性や子ども向け「DORIS ベッドマットレス」
体が小さな女性や子どもにちょうどよい大きさの、セミシングルマットレスです。コンパクトながら約12cmの厚みがあり、底付き感を感じにくくなっています。
側生地は汚れにくいポリエステル100%で、寝具を汚しがちな子どもにも安心して使わせることができます。ふんわりとしたキルティングはボリューム感があり、安らかな寝心地を得られそうです。
折りたたみでコンパクト「タンスのゲン ボンネルコイルマットレス 三つ折り 3Dメッシュ」
折りたたみタイプのマットレスを探している人には、こちらの商品をおすすめします。三つ折りにしてコンパクトに収納できる他、ファスナーを外せば分割することも可能です。分割できれば移動が楽になり、処分する際の手間も軽減できるでしょう。
折り曲げて立てかけておくだけでマットレスと床との間に空気を通せるため、湿気がこもりにくく衛生的に使えます。側生地も通気性のよい3Dメッシュ素材で、さらに安心感があります。
フチ部分には『ヘム加工』を施し、移動や折りたたみ時にも傷みにくくなっているのもポイントです。
セミダブルのおすすめボンネルコイルマットレス
セミダブルマットレスはシングルでは小さいと感じる人や、子どもと添い寝したい人に向いています。ボンネルコイルマットレスのセミダブルのおすすめを見ていきましょう。
裏表使える「ニトリ セミダブルマットレス」
マットレスはときどき裏返すことでコイルへの負担が軽くなり、長持ちします。ニトリのセミダブルマットレスはコイルの上下を2枚のフェルトと厚さ約20mmのウレタンで挟んでおり、裏表どちらでも使用できます。どちらの面も寝心地が同じなので、裏返しても違和感がありません。
また、振動が伝わりにくいように、周辺にポケットコイルを配置してあります。子どもなどと一緒に寝ていても、揺れで起こしてしまう心配が減るでしょう。
表面は肌触りのよいキルティング加工です。部分的にメッシュ状の空気穴があり、通気性も確保しています。
2層ウレタンでふんわり「圧縮ロールボンネルコイルマットレス セミダブル」
表面にウレタンを2層重ねて、クッション性を高めたマットレスです。表生地もふんわりとしたキルティング仕上げなので、柔らかく快適な寝心地が得られるでしょう。
型崩れを防ぐために、サイド部分には太めのコイルを使っています。
国際規格『ISO9001』の認定工場で生産されており、信頼できる品質です。
ダブルのおすすめボンネルコイルマットレス
ダブルサイズマットレスは夫婦一緒に寝てもよく、子どもと添い寝するときも広々と使えます。大柄な人なら、ぜいたくに1人で使ってもよいでしょう。
ボンネルコイルマットレスを2人以上で使う場合は、できるだけ揺れが伝わりにくいタイプを選ぶのがポイントです。ダブルのおすすめ商品を紹介します。
防ダニ・抗菌消臭加工済み「日本製ボンネルコイルスプリングマットレス ダブル」
日本国内の工場で製造され、『日本工業規格(JIS)』の耐久テストにも合格している安心感の高いマットレスです。詰め物にへたりにくいとされる『チップウレタン』を使用しています。
中綿は防ダニ・抗菌消臭加工済みで衛生面でも安心です。リサイクルポリエステル繊維『エコペット』を使うなど、環境にも配慮されています。
優れた弾力性でしっかりサポート「ドリームベッド ボンネル2.5マットレス」
弾力性に優れ、体全体をしっかりとサポートするマットレスです。コイルの弾力性にこだわるだけでなく、中材にも体を支える『網状ネット付きフェルト』を採用しています。
マットレスの側面には2列の空気穴『ヘルシーエアーレット』を設けてあり、寝返り時の上下動でこもった湿気を外に逃がします。
抗菌防臭加工など、『全日本ベッド工業会』が設定した『衛生マットレス基準』をクリアした商品です。
圧縮梱包で便利「タンスのゲン ボンネルコイルマットレス 厚み17cm ふんわりボリュームキルティング」
大きなダブルサイズマットレスは、通路が狭い集合住宅や、2階の寝室などに搬入するのが大変です。
『タンスのゲン』のマットレスは工場で真空圧縮梱包をして、コンパクトな状態で配送されるため、狭い通路や扉も気にせず楽に搬入できます。輸送コストが抑えられ、価格がリーズナブルになるのも圧縮梱包のメリットです。
到着したら、ベッドや寝室の床などマットレスを置く予定の場所で開封しましょう。梱包しているビニールを切ると空気が流れ込み、少しの時間待つだけで復元して使えるようになります。
側生地は厚みのあるキルティングで、ふんわりと優しい寝心地が追求されています。ボンネルコイルには熱処理加工と防錆加工を施し、耐久性を高めています。
シックハウス症候群等の原因となる『ホルムアルデヒド』の含有量も0.00ppmであることが証明されており、子どもとの添い寝にも安心して使えるでしょう。
ボンネルコイル マットレス ダブル ¥ 12,999
商品詳細 ショップへ行く腰部を支える 「シーリー・レスポンス プレミアムEPT」
『シーリー』はアメリカでシェア1位を誇るマットレスブランドです。『ザ・リッツ・カールトン東京』や『ホテル椿山荘東京』など、日本国内の有名ホテルでも採用されています。
価格は高めですが、シーリーでは独自に開発した特殊なコイルを使用し、一般的なボンネルコイルマットレスとも一線を画した寝心地のよさを実現しています。ポケットコイルのように独立して動かすことで、一緒に寝ている人に振動が伝わるのを防ぐ他、マットレスの端部分が落ち込まないようになっており、見た目よりも広々と使えるのがポイントです。
また、背中や腰が当たる部分の詰め物と側生地を工夫し、サポート力も強化しています。腰が沈み込まないようにしっかりと支えてくれるので、腰痛が気になる人にも向いています。
側生地は撥水・抗菌加工されており、衛生的に使えるでしょう。
まとめ
ボンネルコイルマットレスは、コイルを連結させて作ることから耐久性と通気性に優れており、長く使えます。その割にリーズナブルな価格で買える商品も多く、コストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
ただし構造上、寝返りなどの振動が伝わりやすいため、2人で寝るときは慎重に検討する必要があります。
また、安価なものの中にはすぐに使えなくなってしまうものも存在します。処分に手間や費用がかかることを考えると、値段だけではなくコイルの耐久性や詰め物の素材などもしっかりとチェックしておきたいものです。
マットレスは大型商品ですから、サイズや厚み、収納、搬入などさまざまな条件を見ながら、後悔のないように選びましょう。
- ボンネルコイルマットレスは耐久性と通気性に優れ、リーズナブル
- 振動の伝達や処分の難しさなど注意点もある
- 睡眠改善のためのおすすめ商品が紹介されている
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