畳にマットレスを直置きしたい!選び方や注意点を解説
寝室が畳だけど布団じゃなくてマットレスで寝たい、部屋が狭くなるからベッドを置きたくない、など様々な理由で畳にマットレスを直置きすることを考えている方がいるでしょう。
そもそも畳にマットレスを直置きして使うことができるのか、畳に直置きする場合のマットレスの選び方や注意点をご紹介します。
- 畳に直置きするマットレスの選び方と注意点
- 畳の種類や特性、マットレスとの相性
- 快適な寝心地と畳の保護を両立させる方法
- 畳の部屋にマットレスを置きたい人
- 畳とマットレスの相性について知りたい人
- マットレスを畳で使うときの注意点が知りたい人
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そもそもマットレスは畳で使えるの?
畳の寝室にマットレスを直置きして寝たいけど、マットレスを畳の上で使っていいのか疑問を持っていませんか?答えは、全く問題ありません。マットレスは畳の上で使ってOKです。ただし、そもそもマットレスは畳で使うために作られているものではないため、使い方や日々のお手入れには気を遣わなければなりません。また、マットレスの種類によって畳との相性の良し悪しがあるのでマットレス選びにも注意が必要です。
マットレスの種類によっては畳を傷めてしまうことも
一般的な畳にはい草が使われており、通気性が良く、調湿効果があるため、年間を通して快適に過ごせるようになっています。マットレスの種類によってはこの通気性を悪化させてしまうことがあるのです。また、い草ではなく安いポリスチレンやナイロン製の畳はい草の畳より弾力性も通気性も劣るため、マットレス選びには注意が必要です。さらに、重たいマットレスを畳の上に置いてしまうと畳が傷んでしまうので、マットレスの重さも大切なポイントです。
たとえば、ポケットコイルのマットレスは通気性はまずまずだけれど重さがかなりあるので畳を傷めてしまう可能性が高いです。高反発ウレタンのマットレスは重さは問題ないけれど通気性が抜群に良いわけではないので相性が良いともいえません。
マットレスと畳の相性は良いとも悪いともいえませんが、使い方次第で快適に使うことができるので過度な心配はいりません。
畳と相性の良いマットレスの選び方
畳に直置きするマットレスを選ぶときは、快適な寝心地はもちろんのこと、カビを発生させない通気性、畳を傷めない重さ、毎日の収納しやすさなどを考慮する必要があります。畳の上で使うマットレス選びのポイントをそれぞれ解説していきます。
厚みは最低でも5cm以上、耐久性があるもの
収納しやすさの観点で考えるとあまり厚みがないものが良いと思うかもしれませんが、快適な寝心地のためにはある程度厚みがあった方が良いといえます。薄いマットレスを畳の上で使ってしまうと、肩と腰が床の硬さを感じる底つき感が生じるため、寝心地が良いとはいえません。畳の上で使うマットレスは最低でも5cm以上の厚みがあるものを選ぶようにしてください。厚み5cmのものであれば収納のしやすさも問題ありません。
ただし、厚み5cmのマットレスは体重が30kg前後のお子様は快適に使うことができますが、大人の場合は硬めの寝心地に慣れている人じゃないと底つき感が気になる方もいるでしょう。厚み5cmのマットレスを畳で使う場合はマットレスの上に重ねるトッパーと合わせて使うのがオススメです。身体への負担を考えると厚み10cm以上が理想的ですが、重さや収納を考えるとしんどいかもしれません。なので、畳の上で使うマットレスは最低でも5cm以上、8cm〜10cm程度の厚みがあるものがオススメです。
厚みと同様に大切なポイントが耐久性です。耐久性がないマットレスはすぐにへたってしまうので、次第に底つき感が生じてきます。畳の上で使うマットレスは耐久性があって、ある程度の厚みのあるマットレスを選ぶようにしましょう。
湿気が残りにくく、通気性が良いもの
畳の上でマットレスを使うときに注意したいことがカビの発生です。畳とマットレスの間に湿気が溜まってしまうとカビが発生しやすい環境になるので、マットレス自体の通気性が良いものを選ぶことが大切です。
通気性の良いマットレスであれば、畳とマットレスの間に湿気が残りにくく、カビの発生も抑えることができます。また、寝心地や畳を傷めないという点でも通気性の良さは大切なポイントです。
かんたんに折りたためて、持ち運びができるもの
畳の上にマットレスを直置きして使う場合は、カビの発生を防ぐためにもマットレスの敷きっぱなしは避けるべきです。そのため、都度収納することを考えると、畳の上で使うマットレスはかんたんに折りたためて、持ち運びができるものがオススメです。
また、重たいマットレスは持ち運びが億劫になってしまうほか、畳にも負担をかけてしまうので軽量のものが良いでしょう。厚み8cm〜10cmのマットレスであれば三つ折りにできますし、もともと折りたためるタイプのマットレスを選ぶとさらにかんたんに折りたたむことができます。
収納スペースがない場合でも、折りたためるマットレスであればスペースをとらずに部屋の端などに置いておけますよ。マットレスを立てかけて干す際にも折りたためるマットレスは持ち運びもしやすいのでオススメです。
肩や腰に負担のない、自然な寝姿勢ができるもの
マットレスの厚みや通気性、持ち運びしやすさよりも重視したいのが寝心地ではないでしょうか。自然な寝姿勢ができていれば、寝心地が良く、質の高い睡眠をとることができます。
自然な寝姿勢とは、背骨の状態が立っているときと同じになっている状態を指し、その寝姿勢を維持できるマットレスを選ぶことが大切です。寝ているときに最も負担がかかるのは腰ですが、その負担を軽減するためには体圧分散が重要なポイントです。
体圧分散とは体重を体の一部ではなく、体全体で支えるようにすることで、体圧分散に優れたマットレスを使うことで肩や腰の負担を少なくすることができます。
マットレスを選ぶ際には、可能であれば、自然な寝姿勢ができるかどうかを実際に確認して選ぶことがオススメです。
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マットレスを畳で使うときに注意すること
マットレスを畳の上で使うときには、いくつか注意しなければならないことがあります。畳の上で快適にマットレスを使うための大切なポイントになるので覚えておいてくださいね。
マットレスの敷きっぱなしはNG
畳の上でマットレスを使うときに、絶対にやってはいけないことがマットレスの敷きっぱなしです。寝ている間にかいた汗などの湿気が畳とマットレスの間に溜まることになり、そのままにしておくとカビが発生しやすくなってしまいます。一度カビが生えてしまうと手間もコストもかかってしまうので十分に気をつけましょう。
また、湿気はダニが好む環境のため、カビだけでなくダニまで発生してしまうことになりかねません。衛生的に良くないのはもちろん、健康被害が出てしまう可能性だってあります。万年床はカビ、ダニの温床となりますので絶対にNGです。空気が乾燥する冬なら大丈夫では?と思うかもしれませんが、冬こそマットレスと畳の温度差で湿気が溜まりやすくなるので注意が必要です。
畳でのすのこ利用はおすすめしない
畳の上でマットレスを直置きする際の湿気対策として、すのこを使うことを考えている人もいるかもしれませんが、畳の上でのすのこ利用はあまりオススメできません。
その理由は畳とすのこが擦れてしまい、畳を傷つけてしまうことがあるからです。とくに脚つきのすのこはどうしても脚に負荷がかかるので、畳を傷つけやすく跡がついてしまうこともあります。賃貸住宅の場合、畳の張り替え費用を請求されることもあるので注意が必要です。
どうしても畳ですのこを使いたい場合
どうしても畳の上ですのこを使いたい場合は、脚つきではなくマット式のすのこを選んでください。
その際、安いものはすぐに壊れてしまう可能性もあるので、安さで選ばずにしっかりした素材のすのこを選ぶようにしましょう。
マットレスを畳で使うときのお手入れ
マットレスを畳の上で快適に使い続けるためには、日々のお手入れが何よりも大切です。快適な睡眠のためにはマットレスと畳の両方にとって良い環境を整えることが必要です。かんたんにできる日々のお手入れをご紹介していきます。
除湿シートを敷く
畳の上にマットレスを直置きする前に、除湿シートを敷いてからその上にマットレスを置くようにすれば通気性を良くすることができます。吸湿性が高く、湿気を溜めにくくしてくれるためカビやダニの発生を抑えることができます。
ただし、除湿シートもマットレスと同様に敷きっぱなしはNGです。除湿シートが吸った湿気も逃す必要があるため、マットレスと同じように干しましょう。除湿シートによっては丸洗いできるものもあるのでこちらを使えばさらに衛生的です。
除湿シートでカビ対策! 圧倒的な吸放湿能力「モットン除湿シート」
除湿シートならマットレスで有名なモットンシリーズのマットレス専用除湿シートがオススメです。
部屋の換気をする
とくに、朝起きたときに畳が湿っているような感じがする場合にやってほしいのが部屋全体の湿気対策です。毎日窓を開けて、部屋の換気をすることが大切です。部屋の湿度が高いと、それだけでカビが発生しやすくなってしまいます。除湿剤や除湿機を置くのもオススメです。夏場のエアコンはドライモードを使用してくださいね。
一週間に一度はマットレスを干す
日々のお手入れで忘れてはいけないのが定期的にマットレスを干すことです。週に一度はマットレスを干し、中に溜まった湿気を放出させてください。湿気対策だけなく、殺菌や抗菌効果も高めることができます。
マットレスを干すことでカビやダニの発生を抑えることができ、通気性も良くなります。ただし、雨上がりや夜間などを湿度が高いタイミングで干すことは避けましょう。また、毎日のお手入れとしては、朝起きたらマットレスを壁に立てかけておくことがオススメです。
畳にカビが生えてしまったら?
どれだけお手入れをしていてもカビが発生してしまうこともあるでしょう。カビの除去と聞くと、市販のカビ取り剤を使えばいいのでは?と思うかもしれませんが、畳の場合はカビ取り剤の強い成分が長く残ってしまうためオススメはできません。
畳に生えたカビの除去にオススメなのは、除菌効果もあり人体への影響が少ないエタノールやお酢です。カビの生えているところにスプレーで噴きかけ、スポンジや使い古した歯ブラシなどを使って落としましょう。カビが除去できたら仕上げに掃除機をかけて完了です。
ちなみにカビが目に見えている状態=大量のカビが集まっている状態なので、放っておかずに早急に取り除いてください。
畳にオススメ!折りたたみマットレスのメリット
収納のしやすさや、干しやすさの観点からも畳の上で使うマットレスでオススメしたいのが折りたたみマットレスです。折りたたみマットレスのメリットをご紹介します。
コンパクトに収納できる
折りたたみマットレスのメリットは、何と言ってもコンパクトに収納できることです。狭い部屋であっても、マットレスを折りたたんでしまえば省スペースになるので部屋を広く使うことができますよ。
折りたたみマットレスは2つ折り、3つ折り、4つ折り、5つ折り、と種類がありますが、とくに収納しやすいのは3つ折りの折りたたみマットレスです。
2つ折りタイプのものは折りたたんでもあまりコンパクトにならず、5つ折りタイプのものは幅はコンパクトになりますが高さが出るため収納スペースに入るかどうかが問題になってきます。
4つ折りタイプはソファーで使えるマットレスに多いタイプですので、マットレスをソファーとしても使いたい場合には検討してみても良いでしょう。
お手入れがしやすい
折りたたみマットレスは手軽に持ち運ぶことができることから、かんたんに天日干しができ、お手入れがしやすいところもメリットの一つです。無理なく清潔な状態を保つことができますよ。折りたためないマットレスの場合は持ち運びがかんたんではないので天日干しがしにくく、とくに畳の上での使用を考えている場合は衛生面も気になります。
中身の交換ができるものは長持ち
中身の交換ができる折りたたみマットレスの場合、身体の重みがかかりやすい腰の位置のマットがへたってしまっても、へたりにくい足の位置のマットと取り替えることができます。
そうすることで、マットレスがへたりにくく、長く使うことができます。
折りたためるおすすめのマットレス
リムネマットレス
特殊素材により包まれるような寝心地を味わえる
優れた体圧分散性で身体にも優しい設計
グレーを基調に高級感のあるデザイン
22cmの厚みで底突き感もなし
120日間のトライアル期間があるので自宅で試せる
畳との相性を考えれば問題なし?折りたたみマットレスのデメリット
次は、折りたたみマットレスのデメリットをご紹介していきます。折りたたみマットレスのメリットを聞くと、畳との相性が良いので、デメリットはあまり気にならないかもしれません。
折りたたみ部分の段差が気になる
折りたたみマットレスには折り目があり、どうしても折り目の位置は体の沈みや段差を感じやすくなります。人によっては気になるかもしれません。とくに薄いタイプの折りたたみマットレスは、より底つき感が生じやすくなってしまいます。折りたたみマットレスを選ぶときには、十分な厚みと耐久性があるものを意識して選ぶようにしましょう。
すき間にゴミやホコリが溜まりやすい
折り目の位置にゴミやホコリが溜まりやすいのも折りたたみマットレスのデメリットの一つです。カバーをこまめに洗濯して清潔な状態を保つようにしましょう。
マットレスの種類によっては中身も洗えるものもあります。
畳が好きな方には畳ベッドがオススメ
畳の上でマットレスを使うことについてご紹介してきましたが、寝室は洋室だけれど畳の香りが好きで畳の上で寝たい!という人にぜひオススメしたいのが畳ベッドです。畳ベッドの特徴や使うときの注意点などをご紹介します。
畳ベッドの特徴
畳ベッドは、見た目は通常のベッドと変わりありませんが、床板が畳になっています。その畳の床板にマットレスではなく、布団を敷いて使います。硬めの寝心地になるので、マットレスよりも布団での寝心地が好みの人に向いています。
畳ベッドの特徴は、い草の心地よい香りを感じながら、畳の上で布団を敷いて寝ている感覚で眠れることです。畳好きには嬉しいですよね。また、畳には調湿効果があるので、夏は涼しく、冬は暖かくと年間を通じて快適な睡眠環境を保つことができます。畳は弾力もあるので、衝撃を和らげる効果や防音性にも優れています。
畳ベッドにマットレスはNG
基本的に、畳ベッドにはマットレスではなく布団を敷きます。畳ベッドにマットレスを敷いて使うことはオススメできません。その理由はカビが発生するからです。
マットレスを畳ベッドに敷きっぱなしにすると、寝汗や部屋の湿気をすべて畳が吸収してしまいます。畳は湿気を放出できず、溜め込んでしまうためカビが発生することになるのです。どうしても畳ベッドでマットレスを使いたい場合は、除湿シートを敷くなど、カビ対策をしっかりするようにしてください。
畳ベッドを使うときの注意点
畳ベッドを使うときの注意点は、畳の湿気対策をすることです。畳ベッドの上に敷いた布団は敷きっぱなしにせず、毎日収納し、通気性を保つようにしてください。マットレスを畳の上で使うときと同様に、畳と布団の間に除湿シートを敷いたり、部屋の換気をしたりするのも大切です。
畳のお手入れは固く絞った布で拭いたり、掃除機を使って掃除をします。
畳と相性の良いマットレスを選んで快適な睡眠を
畳の上で使うマットレスの選び方や注意すること、畳ベッドについてご紹介しました。
大切なのは畳と相性の良いマットレスを選び、湿気対策やカビ対策といった日々のお手入れを怠らないことです。
睡眠は、人間の身体や脳の健康にとても大切な役割を果たしているといわれています。
自分に合ったマットレスを選んで、快適な睡眠環境を整えてくださいね。
- 畳に直置きするマットレスの選び方と注意点
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